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スケッチで建物分析!

2020.05.28 村上 有紀

山形さんの雰囲気のあるスケッチからのバトンをまた受け取ってスケッチ繋がり(笑)。

先日古いMOディスクを見つけたのですが(MOディスク覚えてますか?)、
中身を見てみたい!と思い、ダビングサービスを利用してCDROMに焼いてもらいました。
2002年ごろ(遠い目)、、、
「見たものをスケッチにしながら建築分析をし、自分のデザイン力を高める」
練習をしていました。
その時のスケッチデータが入っていて、思わずキュン。

美術館などの公共施設を見学して、そのシークエンス(場面の展開・つながり)をおいつつ、
その建築からどんなことを感じ、設計者はどんな意図を思ってその形にしたのかを
スケッチと文章で記すというもの。(楽しくても大変!笑)

写真のスケッチは、上野公園にある法隆寺宝物館。
この建築は好きで、何度も見に行きました。


↑たとえば、この建築は、このようなアプローチをしているのですが、

① アプローチを進むと、ガラス面に写る向かいの建物が大きくなり、

②方向転換をすると、その建物も動いて見え方が変わり、

③さらに方向転換すると、風景が止まり、また大きくなっていく。

と勝手に物語るという作業です。
スケッチは、人に見せるだけではなく、考えるための手法。
「目を養い、手を練れ!」とは建築家・宮脇檀さんの言葉。
日日是精進です。


ちなみに、法隆寺宝物館は、谷口吉生さんの設計です。1999年に開館しました。

村上建築設計室 murakami-design.com

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