暦は今日から6月、そろそろ梅雨入りかなぁといった感の我が街宇都宮界隈。紫陽花の花がそこかしこで目に付くようになりました・・・写真はGRⅢ 適宜トリミング 蔵出しで。
先週は我が家にも<アベノマスク>が届きました。うわさ通りのサイズで・・・。(^^ゞ
マスクと云えば冬のものと云う感覚ですが、感染症の影響で季節感が薄れてきているようです。
暑いさなかにマスクをつけるのは蒸し蒸しして、かなり厳しい事になりそうですが、なにかいい方法はありませんかねェ。

そんななか、<豊郷台のすまい>では着々と工事が進んでいます。

いつもの定点撮影の見返し、階段から吹抜けを見上げるともう少しで始まる取り付けが始まるストーブの煙突。
天井と壁の取り合い部分のスリットは以前の記事<どこからともなく>で『まだわかりづらいと思いますが』とお伝えした空調吹き出し口。
少し寄ってみるとスリットの様子がわかるかと・・・

吹抜のある空間や天井高が3mを超えるような居室では特に暖房時の室内温熱環境は悪くなりがちです。
暖められた空気は天井近くへと昇り、入れ替わりに冷たい空気が降りてくるので、体感温度は低くなりがちで暖房効率も悪くなります。
そんな時に効果的なシステムが上昇した暖かい空気をファンで強制的に床下に戻すサーキュレーションシステム。

上の写真は、2階小屋裏に設置されたダクト用送風機<カウンターアローファン>で暖まった空気を床下へ送り込みます。
このサーキュレーションシステムにかかる工事費は、施工手間を入れてもせいぜい10数万円くらい。(^^
室内温熱環境の快適化だけでなく、化石燃料の使用低減にも少しは役立つようにと、こんなシステムを考えてみました。

タイトルの『もう6月!』と書いたのは<豊郷台のすまい>では、竣工を6月末と予定していたのですが、工程を調整したところ、どうも予定通りには終わらなそう・・・
そこで先週、7月中の引越しを楽しみになさっていたMさんに引越しの延期と工期の延長をお願いいたしました。
Mさんに現状と今後の工程を説明し、約一ヶ月の工期延長をお願いすると、
Mさん御夫妻からは『丁寧に仕事をして頂いていることは承知しています、終わらないものは仕方ないですよね・・・』と、工期延長を受けていただきました。
さらに竣工間際の見学会開催のお願いまで受けて頂いた、Mさん御夫妻には、本当に心より感謝です。m(_ _)m
工程管理は施工側の責任ですが(自分で設計しておいて書くのもなんですが)圧巻の木工事、手間のかかる造作工事を受け
他にはない丁寧な仕事をしてもらっている建築会社に対して、工程の事を云えずにいた私の甘さも責任の一端と反省しております。
竣工まで、しっかりと進めていきますのでよろしくお願いいたします。

むしのいいお願をしておいて書くのもなんですが、もう少ししたら見学会のご案内をお知らせいたしますので、もう少しお待ちください。(^^

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