1日勘違いしてしまい、3のつく日ではなく4のつく日になってしまいました。申し訳ございません。

 

さて、本日のお題ですが「建築設計の種類とフロー」ということで、少々固いですがお話ししたいと思います。

設計と申しましても、どんな仕事をやってるの?と、なかなかわかりにくいと思います。よく「図面を描くのが仕事でしょ?」と言われますが、まぁ間違ってはいません。

しかし、図面を描くというのは設計業務の中の一つの作業に過ぎません。

 

住宅を設計する際にも以下のような業務の流れと種類がございます。

 

設計のフロー

1.基本設計・・・敷地や関係法令の調査、基本計画、デザイン、計画図の作成などを行う

2.実施設計・・・「見積や工事に必要な情報を図面化する」と同時に細部の収まりやその他技術上の検討など詳細多岐にわたり設計を進める。その他、工事見積書の検討や工事請負契約の立会い等も行う

 

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設計後の業務

監理(工事監理)業務・・・工事が図面通りに施工されているかどうか、法的事項をクリアしているかどうかなどを確認する業務。工事中には施主、監理者、施工者も3者で工程打合せも行う

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設計の分類

意匠設計・・・建物全体のデザイン・細部の収まりの検討など。建築全体の総合的な設計を行う

構造設計・・・地盤の検討から始め、建物の「骨」となる基礎、柱、梁などの部材が構造上安全かどうかを検討し規模や用途によっては「構造計算」が義務付けられ、安全を確かめる

設備設計・・・電気設備、機械設備(給排水,空調,音響)の設計。電気の配線の太さや回路の検討、照明の照度の検討、冷房及び暖房の容量と熱量の検討

外構設計・・・アプローチや駐車施設、植栽の配置などの外部空間の設計

このように住宅でもこれだけのフローと設計の分類がございますので、やはりそれなりの時間と日数がかかり、さらに非住宅、大規模な建築となれば設計の分類や時間、日数が増えることになります。