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ねことわたしの時間と空間

2016.11.01 村上 有紀

11月のスタート!村上建築設計室です。

先日の100人展では、ハピケンメンバーがそれぞれ小さな小屋をつくり、展示いたしました。

私たちは「ねこカフェmobile」というタイトルで、愛猫との時間を楽しむ仕掛けをご提案。

 

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半分が平らな陸屋根、半分が片流れという2つのブロックに分かれていることが特徴です。

 

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底面には、キャスターがついていますので(見えないようになっていますが)、

その時々で、好きな距離感をつくり、好きな使い方ができる

「融通無碍な小屋」というのが、コンセプトです。

 

これは、いつもの住宅設計においても同じ。

他のメンバーもそうですが、

小屋という今回の展示にもふだんの設計の個性が表れますね^^。

 

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完全に閉じると、内部は小さな空間になりますが、

こんなふうにズラして使ったり、並べてみたり。

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今回の展示のように展開して使うと、場(プレイス)が生まれます。

 

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時には、陽だまりのようなゆったりとしたカフェになったり、

まる穴越しにねこと遊んだり、

 

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その組み合わせによって、空間の特性も変わります。

いつもは模型やスケッチで確認していますが、

「閉じつつ開く」という、空間のあり方を自分でも体感できて、

今回の展示制作は、とっても楽しいものでした。

 

当日の屋外展示ではキャスターが効かなくて、

いろいろとレイアウトを変化できなかったのが残念!

 

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そうそう、私たちが普段の設計でモチベーションを保てるのは、

やはりお施主さんがいて、その暮らしがあることです。

 

今回の小屋のお施主さんは、我が家のねこ「てんちゃん」でしたが、

これまたいつもの設計と同じく、その1日の様子や、

どんなスペースがお気に入りなのかをじっくり観察しました(笑)。

そのプロセスもとっても楽しかった~。

 

村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/

ハピケン http://hapi-ken.com/