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2015.09.11 村上 有紀
こんにちは、1の日担当、村上建築設計室です。
この度の大雨による災害、このハピケンサイトをご覧いただく皆様にもご自宅が被害にあわれた方、
近しい人が大変な思いをされている方がいらっしゃるのではと思います。
お見舞い申し上げますとともに、ライフラインやお住まいの復旧が早く進みますよう、お祈りいたします。
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さて、私達の住まいは東京の北区にありますが、住み始めて10年、
工事中に1度、住んでから2度(2004,2010)、ゲリラ豪雨により浸水したことがあります。
自宅には仕事場にしている地下があるので、水が入ったらプール状態になってしまいます。
工事中の浸水をうけて、地下への出入り口には止水板をつけることにしたのでした。
そのおかげで、引っ越しして半年後の浸水(前面道路で膝くらい)でもなんとか持ちこたえ、
エアコンが壊れるくらいの被害で済みました。
(↑写真は2010年のものです)
近所には、3階建ての住宅が多く建てられるのですが、この水害を期に、
建て方がガラリと変わったように思います。
それまでの住宅は、1階を半地下にしてガレージと玄関と水回りとするプランが多かったのですが、
(その分、リビングや個室の2階、3階をゆったりつくることができる)
その後に建てられた住宅からは、ほぼ半地下プランが無くなりました。
20年近く前に起きた那須地域での水害(この被害も甚大でした)のあと、その地域では
敷地をかさ上げしたり、高床にしたりと、水害から守る住まいが建てられるようになったそうです。
(近年になって、その工夫がバリアフリー面での問題点となってきたとか…難しいですね)
耐震もそうですが、災害を教訓に「予防」という視点で住まいのあり方を考えてみたいと思います。
ハザードマップなども確認しておきたいですね。
国土交通省のホームページなども参考になります。
◆国土交通省のHPより◆
『水害対策を考える』目次 http://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/bousai/saigai/kiroku/suigai/suigai.html
ちなみにわが家は、荒川のハザードマップで、堤防決壊時には水深9mになるエリアです。
そうそう、奇しくも栃木が豪雨に見舞われた9日の夕方、
ハピケンメンバーは、秋シーズンのイベントに向けて打ち合わせをしておりました。
ミーティング中の屋根を打つ雨音に驚きつつ、帰り道の川のような道路におののきつつでしたが、
メンバーはみな無事でおります。
今日は固い話になりましたが、まだまだ台風シーズンは続きます。
お互いに気をつけましょう。
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。