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アーク溶接

2018.10.17 山形 誠

着々と工事が進む<ハピケンモデルハウス>の現場。8月末の記事<途中経過>でお伝えした鉄骨階段に手摺取付作業が進行中。
スチールの段板と木の踏板との取り合いの都合で、手摺の取付は現場でアーク溶接することにしました。

離れた2つの電極に電圧をかけていくと空気の絶縁が破壊されて電極の間に電流が発生し強い光と高い熱を発生します。
アーク溶接は、その放電現象(アーク放電)の熱源をを利用して同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接法です。
溶接の光は「アーク光」といい、目に見える可視光と目に見えない紫外線および赤外線を発生します。
その中で、特に目に有害な光は、紫外線(200~380nm)および可視光の青光(400~570nm)で、直接裸眼で見るのは危険です!
以前にも書きましたが、過酷な作業をして頂いている溶接工の方々には感謝です。


手摺の丸パイプと支柱のフラットバーとの溶接の様子・・・溶けた金属を接着剤の様に扱う溶接は熟練の技術!

床框と支柱との取り合い部分。床に取り付けるベースプレートの雑多な部分が見えないように工夫したところ。詳細は秘密です。

-山形建築研究所-ウエブサイト

栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン
http://hapi-ken.com