創右衛門一級建築士事務所の佐藤大介です。


R5.10.2(月)[晴れ]

減築リノベーションの現場 house-SK-R

天気に恵まれ、2階部分解体が完了。
既存1階屋根を全て残し、2階部分を撤去 →
2階があった所に新規の屋根を造り →
ルーフィング(屋根の防水シート)を敷き屋根下地完了。

雨に降られずに新しい屋根を造ることが出来るか否か…
現場の段取りの良さが光る完璧な工程で、
減築現場の最大の難所をクリアする事ができました。

これで一先ず一安心…
いつだって完璧な大工のK氏、今回もありがとうございます。


[平屋となった減築後の佇まい]
低い佇まいが素敵です…



[減築前の佇まい]

今回の減築計画では、解体処分をなるべく抑え、予算削減を試みた。
解体をしてしまえば、造る事は容易になりますが、
そこを何とか既存部分を残し、新増部分とうまく繋げる努力をします。

厚みを合せる部材や手間が増えたりするのかもしれません…
壊してしまった方が手っ取り早いかもしれません…
でも今回はこの方法でやってみます。


[屋根部分]
既存2階床や既存屋根を残します…
その分、厚み調整材とその手間が増えました…

既存2階床は、しっかり造られていたので、
残す事で水平剛性が確保され、ゴミも減る良点もありますね。

初の減築物件…
減築は、建築費の高騰や人口減少などの時代背景を考えると、
今後の改修工事には必要な工事になるかもしれませんね。
今回で経験値を1つ積む事ができました。

まだ終わってませんが、後はいつもの耐震改修と断熱改修です!


意匠と性能の両立した住まい…
創右衛門一級建築士事務所
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