この夏はいろいろと賑やかな行事が復活していますね。その様子を見ていると、2020年からの3年間が「何だったのだろう…」と不思議な気持ちになることがあります。

家づくりのことでいうと、事例などをYouTubeで見せるルームツアー動画もたくさんでてきました。その空気感をいかに表現するかに腐心されていることがよくわかります。

でもでも、やっぱり空間体験には叶わない、と思ったこと。

建築家・佐藤大介さん設計・君島建築さん施工のお住まいを拝見いたしました。

手触りや木の香り、内と外の温度感、スケール感などは現場でしか感じられないものがあり、「居心地の良さ」というのは、つくづく身体的な体験なのだと実感します。

その空間は、まさに身体がきもちよいな、と思う場所が連なっている、そんなお住まいでした。

そういえば…先日、建築家・関本竜太さんのお話を聞く機会があり、「いい設計は動画の再生ボタンがでてくる」ということをおっしゃっていました。(言葉が違っていたらすみません)
それは、隅々まで設計者の美意識が反映されていて、生活者のふるまいが手に取るようにわかる設計、とのこと。

そして、昨日の空間体験も動画の再生ボタンがでてくるのでした。

こちらの投稿では写真はもったいぶって加工していますが、今後、
佐藤さんのHP等で今後ご覧いただけるかと思います!

佐藤さん、君島さん、そして見学会「建学會」を企画してくださった溝口さん(みぞぐち建築設計事務所)、
ありがとうございました!

ひらく設計舎 村上有紀

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