「4」の日担当 小林です
今日もちょっとした豆知識を(^^)

木は燃えます。鉄は燃えません。
当たり前の話ですが、建築火災では意外なことが。

 

木の軽く、住宅を建てる際の運送費が安かったり、加工しやすいなど様々なメリットが多くあります。

同じ比重の他の材料と比較してみるとコンクリートの約200倍!鉄の約4倍の引張り強度があり、粘り強いのです。

コンクリートはこの引張り強度を補うために、鉄筋を計画的に入れることで補強しているのです。

では、題名のように「木は火に弱い?」

木は確かに燃えやすい。燃えます。

だからと言って弱いわけではありません。

断面の大きな木材は、燃えても芯まで燃えるにはかなりの時間がかかります。

木材は燃えると表面が「炭化」ます。

表面1~2cmほどは燃えますが炭化層が空気を遮断するため内部まで燃えにくくなるのです

鉄は、鉄自体は燃えることはありませんが、火災などで高熱にさらされると急激に強度が落ちます。

強度が落ち曲がって(メルトダウン)しまいます。

鉄は加熱10分程度で、初期強度の20%以下まで落ち、木材は80%程度強度を保つという実験結果もあります。

つまりは、同じ条件で、建築した場合、火災時に木造の方が倒壊するまでの時間が長く、逃げる時間が長いということになります。

鉄骨造はこれを補うために耐火被覆処理を行うのです。

 

しっかりとした太さの柱を使用した木造建築が優れていることがわかっていただければと思います(^^)

 

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 栃木、埼玉の建築家集団ハピケンhttp://hapi-ken.com/