こんにちは、村上建築設計室です。

先日までの「ハピケン展」では、7人でそれぞれの住宅を提案、

街並みを見る形で展示したのですが…

個性が連なった街並みに、私たちも笑ってしまいました^^;

連続して見せるならば、やはり街並みとしてのあり方も提案しないとですね。

街並みのルール

美しさはもちろん、居心地のよい街並みをつくるには、

個々の住宅の「街への関心」や住宅を個人のものだけではなく、

街に住む人共有のものであることに心を留めねばなりません。

実は、そんな「街づくりのルール」を条例としているまちがあります。

神奈川県の真鶴町。

「美の基準」として、町内に建てられる建築物にデザインコードを定めているのです。

街並みのルール
街並みのルール

このもとになったのは、以前もご紹介した「パタン・ランゲージ」という考え方。

建築の専門家だけでなく、一般の方がみてもわかりやすく事例とともに提示してあります。

この基準の結果、真鶴町は大手資本の観光開発が入らず、

昔ながらの海と山のある、居心地のよい街並みが残されています。

写真の「美の基準」の冊子の初版が1992年。

およそ25年が経っていますが、

近年になって、その価値が再度見直されて、

町に移住したり、地域のために面白いことを企画する人が増えているとのこと。

家づくりは街づくり。

その自身の佇まいこそ、意識をむけないといけないなぁと思ったので
次の企画では、「ハピケン基準」というものを考えてみるのも面白いかもしれません。

結構、ワクワクしています。

村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/

栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com/