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2018.07.21 村上 有紀
こんにちは、村上建築設計室です。
先日までの「ハピケン展」では、7人でそれぞれの住宅を提案、
街並みを見る形で展示したのですが…
個性が連なった街並みに、私たちも笑ってしまいました^^;
連続して見せるならば、やはり街並みとしてのあり方も提案しないとですね。
美しさはもちろん、居心地のよい街並みをつくるには、
個々の住宅の「街への関心」や住宅を個人のものだけではなく、
街に住む人共有のものであることに心を留めねばなりません。
実は、そんな「街づくりのルール」を条例としているまちがあります。
神奈川県の真鶴町。
「美の基準」として、町内に建てられる建築物にデザインコードを定めているのです。
このもとになったのは、以前もご紹介した「パタン・ランゲージ」という考え方。
建築の専門家だけでなく、一般の方がみてもわかりやすく事例とともに提示してあります。
この基準の結果、真鶴町は大手資本の観光開発が入らず、
昔ながらの海と山のある、居心地のよい街並みが残されています。
写真の「美の基準」の冊子の初版が1992年。
およそ25年が経っていますが、
近年になって、その価値が再度見直されて、
町に移住したり、地域のために面白いことを企画する人が増えているとのこと。
家づくりは街づくり。
その自身の佇まいこそ、意識をむけないといけないなぁと思ったので
次の企画では、「ハピケン基準」というものを考えてみるのも面白いかもしれません。
結構、ワクワクしています。
村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com/
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。