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薪ストーブと太陽光発電

2024.06.03 村上 有紀

先日、10年ほど前にお引渡しをしたお客様(60代ご夫婦)よりご連絡をいただきました。

「楽しみに薪ストーブを入れたい」ということと、

「太陽光発電はつける価値あるか」ということの2点のご相談でした。



薪ストーブ。ハピケンのモデルハウスにもありますが、

「暮らしの楽しみ」としての薪ストーブ、おふたりの暮らしの価値観からは

200%活用される様子が目に浮かびます。土間のあるお住まいだったので、

うまいこと設置できたらいいなと思います。

昨年お引渡しをした薪ストーブの写真をご覧いただいたり、煙突をどう回せばいいか、検討中です。



もうひとつ。太陽光発電について。

10年前の新築時にも、検討対象になったものの、見送りとなった太陽光発電。

屋根形状は十分に載せられる検討をしていました。

10年前の太陽光発電事情とはまたずいぶん変わりました。

当時は「売電できますよ」という売り文句が効いていたころだと思います。

今は、売電価格も下がりましたが、格段にコストも下がりました。

また、数々の災害を経て、リスク回避として蓄電池とセットで考えらるようになったり、

環境負荷軽減という、ユーザーの視座もより高くなってきたように思います。

一方で、過剰供給で電力を廃棄している現状や、いつかくる処理問題の懸念など、

モヤモヤもあるのが正直なところ。

なので、「つける価値があるか」という問いには答えるのが非常に難しい。

個人的には、いまちょうど「ゼロエネ住宅」について自分なりの納得解を得たいと

(というか、学ばねばという気持ち)、勉強会に参加したりしています。

その理解が、ことしの目標です。


村上有紀(ひらく設計舎)

ハピケン hapi-ken.com