こんにちは、村上建築設計室です。
雨続きの10月がおわり、今日から11月ですね。
建築業界は、お天気によっても工事の予定が変わります。
地鎮祭が延期になったり、基礎工事に着手できなかったり。
状況に合わせて現場を進めていくのは大変です。
監督さんや職人さんには本当にご苦労様です。
さてさて、お家の中では。。
この長雨で一番大変だったのは、やっぱり洗濯物です。
わが家も室内干しの場があっても、干しきれなくなるくらいでした。
(近所のコインランドリーが心強かった!)
いまや家づくりでのご要望で、「室内干し場をつくる」ことは当たり前です。
雨対策はもちろんですが、花粉症対策だったり、
ライフスタイルで夜に洗濯をする家庭が増えていることも一因です。
リビングなど人が集まる部屋の「鴨居にかけている」「カーテンレールにかけている」
状況は脱したい!というご要望、家づくりの際にはぜひとも叶えましょう!
室内干しの場所にはいくつかパターンがあります。
【脱衣室の上部】
「洗濯機のすぐそば」というのが便利ですね。
昇降式の物干しバーなどもありますから、干した後に上げてしまえばそれほど邪魔にならずに済みます。
ただ、脱衣室の広さはちょっと広めにしたいですね(3畳ほどあると理想)。
それほど窓も大きくはとれない場所ですので、換気計画が大切です。
【寝室などの一部】
冬場は乾燥対策にもなるので、一石二鳥なのが寝室です。
お客様からの視線も気になりません。
室内干しを想定して、少しだけ広さに余裕を見ておくと使い勝手も上々です。
バーにハンガー干しならば、クローゼットの寸法を参考にするといいですね。奥行600mmほどで充分。
スタンドタイプなら900mm必要な場合もありますので、設計段階で確認を。
また、ベッドからあからさまに見えてしまうのはちょっと残念、という方には
ブラインドで目隠しという工夫も必要ですね。
【リビング近くの縁側的な場所】
「みんなの場所の近く」ということは、家族の手伝いを得やすい場所なので家事ラクにもつながります。
比較的窓も大きく、採光・通風もとりやすい。
ただ、視線のコントロールだけは絶対条件。
ソファから、ダイニングテーブルから見えない様な、ちょっと隠れ家スペースに。
あるいは、それこそ昔の縁側のように、障子やブラインドなどで視線をコントロールできるような、
そんな工夫はしておきたいところです。
【吹抜け上部】
そして、圧倒的に「よく乾く!」のが吹抜けの上。
暖かい空気は上に上がっていきますので、冬場でも気持ちよく乾きます。
1階がLDKならば、2階のプライベートスペースになるので、
あからさまでないところもよいです。
ただし!
上記のどの場合でも、「洗濯機~物干し場~たたむ場所~しまう場所」との関係性が重要です。
クローゼットはどこか、畳む場所はどこか、いつ干すのか、にあわせて最適な場を検討したいですね。
【ハピケン展2017秋のご案内】
家づくりは、こんな日々の「暮らしの便利」を実現するプロセスでもあります。
11月14日からはじまる「ハピケン展」と「ハピケン塾(11/19)」でも
そんなことをお話しできたらと思っています。
※11/15(水)は、村上建築設計室が当番でおりますので、
よかったら「家のことの雑談」をしに来てくださいね。
2017年11月14日(火)~11月19日(日)
宇都宮市南図書館1階 ギャラリースペース (JR雀宮駅東口すぐ)
ハピケンメンバーが交代で詰めておりますので、
無料住まい相談も行っています。
どうぞお気軽にお越しくださいね。
村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/
ハピケン http://hapi-ken.com/
追伸
雨続きのあとの秋晴れの日には、
思わず朝からテンションが上がります。
外干しの気持ちよさもやっぱりいいものですね。
太陽の恵み、ありがたや。