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2017.05.14 村上 有紀
こんにちは、村上建築設計室です。
今日は現在設計中のお施主さんとの打ち合わせで出てきた、
「水回りをどこに置くか?」 についてです。
まだ小学校前の小さなお子さんのいる子育て世代の場合は、
家事動線を効率よくするためにもキッチンともつながるようだといいし、
子どものお世話をするにもDKに隣接するようなオープンな位置にあるのも便利。
イメージとしては、昼間の空間。
一方で、思春期以降のお子さんがいる家族や、大人家族の場合には、
キッチンとの動線を考慮しつつも、もう少しプライバシーが高いほうがいい。
リビングの来客に気兼ねなくお風呂が使えるような位置にあると使いやすい。
イメージとしては、夜の空間。
どちらがよいか?
は、結構迷います。暮らしのヒアリングが重要で、
なおかつ将来にわたってお施主さんに暮らしのイメージをしてもらうことが重要です。
たとえば、ちょっと大きくなった娘さんの気持ちを想像してもらったり。
自分の子ども達が小さいころは、自分でもやっぱり水回りは昼の空間イメージでしたが、
小学校高学年、中学生と成長するにつれて、だんだんとお風呂の役割も違ってきました。
そうそう。息子が野球を始めて、うちにも欲しいと実感するのは、
玄関からのダイレクトな水回り動線(笑)
プランをつくるうえで、大きなボリュームの配置計画になりますので、
ご要望を聞きつつも、設計者としてやっぱり悩むところ。
お施主さんの、家族のそれぞれの気持ちになってあれこれ考えるのでした。
村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/
栃木と埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com/
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。