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2016.04.21 村上 有紀
こんにちは、村上建築設計室です。
村上建築設計室のお施主さんは、小さなお子さんがおられるご家族が多いのですが、
いま動いているお施主さんにも、年末から年明けにかけて、赤ちゃんがふたり誕生しています。
打ち合わせではそれぞれ男の子(3カ月)と女の子(4か月)に交互に会えて、とっても楽しみです。
赤ちゃんの成長はめまぐるしく、いまはねんねの生活でも、
おそらく工事着工時には、はいはいや伝い歩きをしていて、
お引き渡しの時には、よちよちと歩き出しているかな?
なんて、打ち合わせの時にはお施主さんと一緒に想像しています。
こちらの模型は、女の子、男の子、女の子の3きょうだいのお宅です。
陽あたりのよい場所に、一段上がった図書室を兼ねた畳のコーナーを設けています。
そして、その場所は、キッチンの対面にあり、ご両親がキッチンに立った時の目線と
子どもが畳に座った時の視線が同じくなるようにしています。
赤ちゃんも3人目のベテラン家族ですので、
よちよち歩く時にもこのくらいの段差の階段なら、心配ないね。
なんて、お話を聞きながらの打ち合わせです。
子どもが育つ住まいを設計するときには、
「子どもの育ちを見守る家」を合言葉にしています。
「見守る」という言葉でも、人によってその言葉のもつ意味合いには幅があるようで、
先日、ある素敵な保育園の先生の話を聞く機会があったのですが、
その先生は自分達大人(保育者)が「見守る」という姿勢を、
「上から目線でおこがましい」「使いたくない」とおっしゃっていました。
「見守る」という言葉を、保育の世界では保育方針として、よく使われるのかもしれません。
もしかしたら、安易な言葉になっているのかな、と思いました。
私が「子どもの育ちを見守る」というときに頭に思い浮かぶイメージはコレ(笑)。
わかります??
なつかし~~!1980年代の丸大ハムのCMです。
「おおきくなれよ~」のフレーズがお決まりの昭和の名CM(笑)!
ということで、私たちは住まいに「おおきくなれよ~」の眼差しを込めて、
子どもの育つ場をあれこれ考えています。
子どもの育ちを見守る家 村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com/
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。