こんにちは、村上建築設計室です。

村上建築設計室のお施主さんは、小さなお子さんがおられるご家族が多いのですが、

いま動いているお施主さんにも、年末から年明けにかけて、赤ちゃんがふたり誕生しています。

打ち合わせではそれぞれ男の子(3カ月)と女の子(4か月)に交互に会えて、とっても楽しみです。

 

赤ちゃんの成長はめまぐるしく、いまはねんねの生活でも、

おそらく工事着工時には、はいはいや伝い歩きをしていて、

お引き渡しの時には、よちよちと歩き出しているかな?

なんて、打ち合わせの時にはお施主さんと一緒に想像しています。

 

こちらの模型は、女の子、男の子、女の子の3きょうだいのお宅です。

 

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陽あたりのよい場所に、一段上がった図書室を兼ねた畳のコーナーを設けています。

そして、その場所は、キッチンの対面にあり、ご両親がキッチンに立った時の目線と

子どもが畳に座った時の視線が同じくなるようにしています。

 

 

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赤ちゃんも3人目のベテラン家族ですので、

よちよち歩く時にもこのくらいの段差の階段なら、心配ないね。

なんて、お話を聞きながらの打ち合わせです。

 

子どもが育つ住まいを設計するときには、

「子どもの育ちを見守る家」を合言葉にしています。

 

「見守る」という言葉でも、人によってその言葉のもつ意味合いには幅があるようで、

先日、ある素敵な保育園の先生の話を聞く機会があったのですが、

その先生は自分達大人(保育者)が「見守る」という姿勢を、

「上から目線でおこがましい」「使いたくない」とおっしゃっていました。

「見守る」という言葉を、保育の世界では保育方針として、よく使われるのかもしれません。

もしかしたら、安易な言葉になっているのかな、と思いました。

 

 

私が「子どもの育ちを見守る」というときに頭に思い浮かぶイメージはコレ(笑)。

わかります?? 

marudai

なつかし~~!1980年代の丸大ハムのCMです。

「おおきくなれよ~」のフレーズがお決まりの昭和の名CM(笑)!

 
 
前述の先生は、見守るというのはなく、
「私たちは、豊かな子どもの世界をのぞかせてもらっている」、そんな立場です。
ともおっしゃっていましたが、そのフレーズと私の頭の中の「おおきくなれよ~」の巨人が重なって、
なるほど!と腑に落ちたのでした^^。
 
 

ということで、私たちは住まいに「おおきくなれよ~」の眼差しを込めて、

子どもの育つ場をあれこれ考えています。

 

子どもの育ちを見守る家 村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/

栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com/