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2016.04.11 村上 有紀
こんにちは、村上建築設計室です。
スケジュール帳を見ていて、、あれ?今日が11日?
このハピケンブログ、村上建築設計室は、1の日担当なのですが、昨日が11日じゃなかったっけ??(*_*;
(だから昨日ブログをアップしたのですが…) 10日のアップになっていました(笑)
う~ん、この勘違いはなぜかしら?と考えてみたら、
日頃、日曜日始まりのカレンダーと、月曜日始まりのカレンダー両方を使っていての間違いのようです。
月曜日の作業予定として書いてあったのを、日曜日の予定と勘違いしたのでした。
せっかく気が付いたので、連続ですがブログを^^。
今使っている、月曜始まりのカレンダーによると、今日はメートル法公布記念日なんですって。
1921年4月11日に公布され、尺貫法からメートル法へと移行するわけですが、
実際に尺貫法をつかわないように定めたのは1966年とのこと。ちょうど50年前からなんですね。
メートル法と尺貫法は、住宅建築(木造住宅)ではとても重要です。
木造住宅の図面を見たことがある方は、
寸法がとても中途半端な数字なのに驚かれたことがあるのではないでしょうか。
例えばお風呂。
壁の中心から壁の中心までの寸法を表記すると、
1820mm×1820mmという大きさが多いのです。
というのも、メートル法での1820㎜(1.82m)というのは、尺貫法では6尺になります。
木造住宅では、柱や壁の位置を整理し、合理的につくるために、
3尺(910㎜)を基準寸法として、プランを構成していきます。
昔ながら使われてきた尺貫法での大きさが、そのままメートル法表記で使われているから、
なんとも中途半端な数字が並んでしまうわけです。
ちなみに、いわゆる「8畳間」は「3640mm×3640mm」の大きさです。
この感覚は、なかなか慣れるまでは???となります。
メートル法が使われるようになっても、なぜ尺貫法での大きさがそのまま基準となっているかというと、
おそらく、尺貫法が日本人の身体や所作(座ったり横になったり)にとてもあっているからだと思います。
手の平の親指と人差し指を広げた長さ(あた)や、指先から肘までの長さ(ひじ)など、
身体をあててはかる「身体尺」をつかってきた日本人は、大きな男性の身長を6尺(1820mm)と基準にして、
それより小さい人にはゆとり生まれるような寸法体系を作ってきたのだそうです。
なるほど、日本人の体形も変化していますが、いまのところは、その大男の基準の中でうまく納まっている、
ということかもしれません。
そして、日本の住宅の大半を占める木造住宅に置いて、3尺の長さが基準となっているため。
ドアや窓などの住宅建材、キッチンやお風呂などの住宅設備も、
おのずと尺貫法での大きさをメートル表記で表した大きさとなっているのです。
メートル法は、「パリを通る子午線の赤道と北極までの距離の1/10000」をもとにして、割り出した寸法です。
車椅子の利用に配慮した「バリアフリー住宅」の必要性が言われ始めた際に、
木造住宅でも基準寸法を3尺(910mm)から1メートル(1000mm)とする必要性が言われはじめましたが、
建材や設備も新しい寸法が出てきましたが、メートルに合せた住宅設備は、一般的ではなく、
建材の価格が割高になってしまうせいか、思ったほど広がっていないのが実情です。
だから、特に住宅現場では、いまだに「尺」とか「寸」の数字が飛び交っていますし、
建材のことも、たとえば、構造用の合板など910㎜(3尺)×1820mm(6尺)の材を、
「サブロクバン」と呼んでいるのです。
ひょんなところから、固くて長い文章になってしまいました(笑)
ついつい、興味をひかれる記念日だったもので・・・
お読みいただいた方、ありがとうございます^^。
あもうひとつ。今日はガッツポーズの日でもあるそうです。
(1974年4月11日、ガッツ石松さんが試合に勝ってとって決めたポーズを、「ガッツポーズ」と報道されたことによる^^)
なんか、元気が出てきますね!OK牧場!
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。