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2016.04.01 村上 有紀
こんにちは、村上建築設計室です。
4月1日、新しい年度のスタート、子どもたちは今日から学年がひとつあがり、
新しい環境に身を置かれる方もおられるかもしれません。
この季節に花を咲かせるサクラは、そのスタートを祝福しているかのようです。
そんなエイプリールフールでもある4月1日は、実は村上建築設計室の開所日でもあります。
先日、小林設計所・小林さんの20周年の話題がありましたが(おめでとうございます!)、
村上建築設計室は、まる12年となりました。
事務所を開設して、その半年後に娘が生まれているので、事務所と娘は同じように歩んできたような。
楽しいことが多いこのお仕事ですが、苦しいときもあり、風邪を引くこともあり(笑)、
まわりの皆さんやお客さんに助けられてここまで自転車を漕いできました。
家づくりの情勢もずいぶん変わってきたように思います。
12年前は、ちょうど「ネットコンペ」での家づくりが注目されてきた頃で、
設計事務所もホームページをもち、発信していくようになってきた頃です。
私たちも、コンペにたくさん応募しました(笑)。
私たちは、暮らしの風景を表す手書きのスケッチをプレゼンテーションに使っていますが、
当時はプレゼンテーションにCGが使われることが多くなってきた頃・・・そういえば、
コンペ案がネット上に公開されると、数日後に「CGパース承ります」の営業メールがたくさん届いたなぁ(笑)。
***
でも、ネットコンペサイトのおかげで、「建築家との家づくり」が、結構身近になったのではと思います。
あ、あと、家族の問題を解決し、幸せをつくりる「劇的ビフォーアフター」の効果も大きかったかな。
「なんということでしょう」のフレーズは、新しい暮らしへの期待が凝縮された言葉です^^。
私たち「ハピケン」も建築家との家づくりを通して、
しあわせな暮らしを実現するお手伝いをすることが使命ですが、
これからの時代の「幸せな暮らし」ってどんなものでしょう。。
ひとつは、これまでと変わらず、毎日の淡々とした暮らしの中で感じる家族の幸せ。
そして。
これからの時代は、もうちょっと視野が広がっていくのではないかな?と思っています。
住む人も自分らしい暮らし哲学をもっていくようになるでしょう。
社会とのつながり、あるいは、環境との関わり、まちづくりとしての関わり、
子どもや高齢者のケアのあり方、家族の在り方などなど、
様々なアプローチでの住まい論が益々展開されるのだろうと思います。
だから、私たちはいろいろな意見を聞き、空間だけでなく「場」を体験し、
柔軟な想像力をもっていたい。日々是精進です。
こんなふうにちょっと振り返ってみると、12年、赤ちゃんだった娘が6年生になるように、
村上建築設計室も自分たちなりに成長してきたかな~、と思います。(規模ではなく、笑)
地元の方々との関わりができてきたことも大きな糧のひとつです。
ハピケンの皆さん、ハピケンブログをご覧いただいている皆さん、どうもありがとうございます。
また、これからもどうぞよろしくお願いします。
日々是好日。 ひとつひとつ大切にがんばってまいります!
村上建築設計室
http://www.murakami-design.com/
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。