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2016.03.03 山形 誠
<宮上野のすまい> ロフトへ上がるための階段が出来上がりました。上り下りするときの段が決まっているというところから、<RIGHT&LEFT>と呼んでいます。
うちの事務所では初めての事例ではありませんが、大工職に工事内容が伝わりにくいというところが、いつも悩みどころです。
今回、施工にさきがけて合板でモックアップ(試作模型)を造って検討してという、ちょっと大がかりな方法でしたが、苦労の甲斐あってバシッと出来上がりました。(^^)v
実際の上り下りしてみると、見た目以上の勝手の良さ。ゆっくりと足踏みしながら登っていくといった感覚です。
でも、木造の軸組計算算定に当って床面積の考え方がちょっと違ってきます。
1/8までの小屋裏部分については全体の荷重に対しそれほどではないので壁量計算のでは考慮しなくともよいということですが、1/8を超え、1/2迄の小屋裏については、その荷重は考慮しなさいということです。
小屋裏物置やロフトなどは、その階の床面積の1/8を超え、かつ1/2を超えない場合で、天井高が1.4m以下の時に、それぞれの階の床面積に、「h/2.1×ロフト面積」を加算します。
たとえば、2階の屋根裏に小屋裏物置がある場合は2階の面積に加算し、1階と2階のあいだの懐部分に納戸がある場合は1階の床面積に加算します。
建築家は優れた人間観察家でなければならない