こんにちは、村上建築設計室です。

今年もあしかがフラワーパークのイルミネーションを見たいな!と、調べてみたら、

今年はLED300万個で、さらにパワーアップしているとか!すごいですね~。

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さて、12月は楽しいイベントも多いけれど、1年を締めくくりの季節でもあります。

大型音楽番組や流行語大賞の話題がでたり、明日12日には清水寺で「今年の漢字」が発表されますね。

大そうじも年末の風物詩。

雑誌やワイドショーでは、大そうじ特集で、大そうじのテクニックやポイントが紹介されています。

そんな様子を見て、「あそこもやらなきゃ」「ここもやらなきゃ」と、

気が重~くなる方もおられるかもしれませんので、

今日は、家族を巻き込んで、大そうじを少しでも楽しむためのコツを・・・。

 

「大そうじ」はもともと「すす払い」といわれ、

お正月に年神様(としがみさま)を迎えるための準備の「正月事始め」の行事のこと。

神社や仏閣では今も12月13日に「すす払い」が行われています。(ニュースにもなりますね)

年神様は、お正月に家にやってきて、家族にしあわせをもたらしてくれる神様です。

その神様をもてなすために、まずは、家をきれいにし、門松やしめ飾りで年神様の通り道を清めるわけです。

 

このような「大そうじのいわれ」を知っておくと、この年末と大忙しの時期に「あれもこれも」ではなく、

「ここだけは」という大そうじの優先順位が見つかります。

 

大そうじは、まずはこの2つ。

◆神様がとおってくる道(アプローチや玄関まわり)

◆家族がたいせつに思う場所(リビングだったり、キッチンだったり)

 

家の顔でもある玄関周りがきれいになると、お正月を清々しく迎えられますし、

家族の幸せのため、みんなで話し合って、ここだけはきれいにしたいね!というポイントをだせれば、

家族で協力して大そうじに取り組むきっかけになります。

 

まずは一か所を目標に。家族一人一人に役割を与えてしまいましょう。

さらに、家族から「窓ガラスも」とか、「お風呂場も」とかの意見が出てきたら、

ぜひその発言者をパートリーダーに任命してください。

 

パートリーダーは、自分だけでなく家族の協力が必要な場合には、その根回しも忘れずに。

どうお願いすれば快く引き受けてくれるのか、相手に合わせた交渉術も必要かもしれませんね。

 

パートリーダーが小さなお子さんになった場合には、「この部分をこんなふうにやってね!」という具合に、

お子さんができる範囲とやり方を決めてあげるとよいと思います。結果よりも参加のプロセスが大事。

成功体験をさせる意味合いで、多少の出来栄えにはめをつぶってくださいね(笑)

きっと数年後には立派なパートリーダーになるはずです。

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くれぐれも欲張りは禁物です。欲張るとだいたいイライラしますので、実行できる範囲と量にしましょう。

そして、大そうじの後には、「おいしいごはんを食べにいく!」というようなご褒美も重要。

「焼肉、焼肉、焼肉・・・」と念じつつ、磨いたガラスはきっと予想以上にピカピカですよ。

(あ、焼肉は息子のリクエストです)

 

そうそう。海外の人にとっては

「なんでわざわざいちばん寒い時期に大そうじに励むのか?」

という疑問を持つそうです。

 

欧米では、雪解けして暖かくなった春に「スプリング・クリーニング」という

大そうじを行うそうですから、「なんでわざわざ寒いのに?」と思うのは、もっとも。

前述の通り、年神様をむかえるための歳時記ですから、日本の文化というわけですね。

 

でも、この大そうじで「家族でやる感覚」をもてたなら、しめたものです(笑)。

春休みでも夏休みでも、家族みんなで家のことができる、家事ラク家族になると思います(^^)

 

 

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ちなみに、我が家の「ここだけは」は、障子の貼り換えです。

写真は、これから障子を思い切りはがすところ。

子どもにやらせると一瞬です。

 

家事ラクな家だけでなく、家事ラク家族を目指すなら。

栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com/