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切麻散米<きりぬささんまい>

2024.12.02 山形 誠

所用で出掛けた帰り道にチョット寄り道して 写真はGRⅢ
今年もあちこちで「黄色」を楽しませてもらってます。(^^)
今年の冬はラニーニャ現象の影響を受けて厳しい寒さになる可能性がある?とのことでしたが、12月に入って暖かな日が続いています。
今年も残すところ、あと一か月となって気ぜわしさだけが日ごとにましてきてしまう・・・まだまだ人生修養がたりない私。(^^;)

先週のことですが、<小原のすまい>はめでたく地鎮祭が執り行われました。
これから家を建てましょうというとまず、地鎮祭(じちんさい)を執り行うのが一般的です。
地鎮祭とは、建物を建てる際に、神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式。
地鎮祭、上棟式という祭事は、仏式でやらないわけではないけれど、基本的に日本では神式やることが一般的。

祭壇に立てた榊(さかき)に、その土地の神様・地域の氏神様を迎える、降神(こうじん)の儀。神職が「オオ~」と声を発して降臨を告げます。
そして、その後徳利の蓋が取られる献饌(けんせん)、さあ神様一緒に食事をしましょうよ
まずお酒から始めましょう、海のもの、山のもの、里のもの、数々揃えました、一緒に食べませんかという神様と人間の宴会の始まりを意味しています。
式は最後に撤饌(てっせん)という儀式で食事がしまわれ、昇神(しょうじん)の儀で神が天に帰っていくことで終わります。

今回神事をお願いしたのは地元<安住神社>の神職。 写真はGRⅢ
そんな儀式のひとつ<切麻散米>は、<キリヌササンマイ>と読みます。
地鎮祭の祭事のひとつで、<切麻>とは麻や紙を細かく切ったもの。その切麻に塩と米を混ぜたものを四方に撒いて清めるというもの。
最後に一同で玉串を奉り、皆様の御多幸と工事の無事を祈願して…滞りなく地鎮祭は終了いたしました。(^^)v
という事で、さあ、いよいよ・・・本格的な工事のはじまりです。

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