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2024.08.05 山形 誠
週末から打合せの予定が入って、忙しくさせていただいています。(^^
うちの事務所では基本設計段階で、1/100レベルでのプランやコンセプト、外観や内観のイメージがある程度固まった段階で
設計契約を結んでから実施設計へと進む・・・と云うことを基本にしています。
そして、実施設計が始まると、作業の進捗に合わせて、3週間から4週間置きに都合5,6回、多い時には10回程度の打合せを重ねて
はじめて建築会社に正確な工事金額を弾き出してもらえる実施設計図(見積用図面)が出来上がります。
建築、特に住宅はそれだけ打合わせるべき事や確認して置かなければならない事が多いということなのですが、
以前、なにかで読んだ話では、「建築設計事務所に依頼しての住まいづくりでは、ハウスメーカーのようなカタログショッピングとは違って
選択肢のある項目は、小さな住宅でも3,000項目超える(どう数えたのかはわかりませんが?)」とか?
もちろん詳細な打合せを幾度となく重ねても、その全てを話し合えるわけではありません
だからこそ、基本設計段階での相性、お互いに信頼できるかどうかという、ビジネスや買い物の枠を越えた
人間関係の確立が必要、とその文章では結ばれていたように記憶しています。
確かに暮らしに関する全て項目を確認し打合せる事は、住まいづくりを考えておられる皆様が
普通に考えておられる時間枠の範囲ではまず不可能、と私も思います。
でも、だからと言って「全て私にお任せを!」などという余程の大先生か
巷に徘徊する怪しげな業者の如く振舞えるはずもなく、自ずと打合せには時間が掛かかってしまいます。
以前にも書きましたが、うちの事務所の場合、造作家具・厨房ユニットの設計まで行っているので
打合せや確認を取らなければならない項目は自ずと増えてきます。
まあ、大変なことなのですが、でもその分、住まい手に気に入っていただき、また自分自身でも納得できる空間が設計できている、と自負しています。
丹精込めて設計を進めるように・・・
<アトリエのあるすまい>の住まい手からいただいた書「丹誠」が事務所のテーブルにはずっと飾られています。 GRⅢ ソフトモノクロ 適宜トリミング。
建築家は優れた人間観察家でなければならない