槿(むくげ)の花 GRⅢ 暑い日が続く宇都宮界隈、朝夕の散歩では路地の日影を探して歩くようにしています。(^^;)
そんな散歩の道すがらに思ったことを・・・

庭に植えられた緑はその家のものですが、同時に家の前を通る人たちに対しての緑でもあります。
家の前を散歩する人たちも緑を眺めたり木陰を楽しんだりします。
庭木は植えるとすぐに生長し、豊かな葉を持ってくれます。
そして、四季折々には葉を落としたり、新緑を芽生えさせたり、風が吹けばそよいで見せてもくれ、四季や自然を感じさせてくれます。

緑は命を持っている優れた仕上げ材なのかもしれません。
外壁や屋根を選ぶように、住まいに持ち込む緑は、外部に対しても意識をして考えることが必要だと思います。
たとえば、バルコニーから垂れる緑、庭の芝生、カーポートの立木、緑化された塀や生垣など・・・街並みにこぼれることを意識することが必要です。
そんなふうにして風景として美しい建物が増えていけば、街はより楽しくなるんじゃないかなぁと・・・(^^

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