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粒粒の色

2021.07.23 山形 誠

昨日は「大暑」・・・カレンダーでそんな文字を目にしたせいなのか?
一層暑さが厳しく感じられてしまいますが、文字だけじゃなく本当に暑い日が続いている宇都宮界隈。
事務所の日めくりカレンダーは、赤色じゃないんですが、そんな暑さのせいにして事務所の業務は本日休業。

で、栃木県立美術館で開催されている企画展「フォトグラフィック・ディスタンスー不鮮明画像と連続階調にみる私と世界との距離ー」
開催予告から「写真的距離」なんてキーワードなんですから興味がわかない訳はありませんので・・・。(^^;)
冒頭の写真は。美術館エントランス、スズカケの木を見上げて・・・ 写真はGRⅢ ポジフィルム調 EV:-0.7 ノートリミング

様々な技法による表現で、失敗写真とも思えるような画像の魅力を美術的価値として注目してみては?といった企画展。
森山大道氏の作品を間近で見られたこと、「ジュ・ドウ・ポーム、パリ」というジョルジュ・ルース氏の大作が印象的でした。

中庭を望むオープンスペースで・・・GRⅢ モノクロ EV:-1.3 適宜トリミング

高精細なデジタル写真では見ることのない粒粒の色を鑑賞してみては?・・・といったところが僕の感想です。
県立美術館のウェブサイトではバーチャルツアーも体験できますが、現場での鑑賞がお勧めの企画展です。

-山形建築研究所-ウエブサイト