年を追うごとに若い方からの住宅設計の依頼が多くなってきているように感じます。まあ、30代で住宅を建てる人が半数以上で、自分も歳をとってきているのだから当然と云えば当然のことです。
<家中のすまい>の住まい手ご夫婦は30代、私の子供はまだ20代なので30代の二人は『子供のよう・・・』という訳ではありませんが、甥っ子夫婦と云ったところ。
初めて事務所にいらっしゃったご夫婦は、どこか心配そうに見受けられた二人でしたが、話をすすめるなかで、
夫のNさんから、『すまいの計画はこれからです。ぜひ設計をお願します!』という、設計者冥利に尽きるひと言で、勝負はNさんの一本勝ち!
伯父さん役として『甥たち夫婦の夢のためなら、なんでもしちゃうよっ!』そんな気持ちにさせられてしまったということです。
クライアントと設計者が、甥と伯父のような関係で進められる・・・そんな住まいづくりになればなぁと、スタートしたのが今から4年ほど前でした。
そして、甥っ子役のNさんの仕事はイチゴ農家。
最初に敷地を見せて頂いたときから『機会ができたらイチゴ摘みをさせてもらいたいんですけど・・・』とあつかましいことをお願いしていたんです。そんなことがきっかけで収穫のシーズンが終わるイチゴのビニールハウスへお邪魔させていただくことが、毎年この時期の楽しみになってしまったようです。そして今年も「収穫が終わりましたのでハウスへどうぞ!」とお誘いいただいて今回で5回目になります。

昨日はお言葉に甘えて暑くなる前にハウスへお邪魔しました。 以下写真はGRⅢ

初めてハウスへお邪魔させていただいたとき幼稚園に通っていた子供たちは二人とも小学生になって・・・
でも今でも「ねえねえ、マコちゃん・・・」と駆け寄ってきてくれます。元気な二人に会えるとっておきの楽しみまでついてきます。

今年から始めてみましたという「とちあいか」と云う品種で、酸味よりも甘みといった私好みのイイ感じのイチゴ!
毎年お誘いいただきまして、ありがとうございます。(^^

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