IMG_1089 IMG_10927の日の松澤です。

木の家・・・出来るだけ合板も使わずに・・・と考えていますが、適材適所で合板や集成材を使わなければなりません。無理をすれば何とかなりますが、強度、寸法安定性、耐久性、コストなどいろいろ解決しなければならない問題があります。

 

この家では階段工事がほぼ終わりましたが、階段を出来るだけ広く、すっきりとするために、段板を受ける中壁を通常は無垢板などでつくるのですが、今回は合板を芯に使用して、これから両側に杉縁甲板を貼ります。合計で60~70ミリ程度に納めますが、普通の作り方では150ミリ程度になりますので、見た目もかなり違ってきます。

中壁はランバーコア+突き板、杉の無垢板、杉の無垢板2枚合わせ、芯を製材品で組んで縁甲板を貼るなど、いろいろ工務店とも相談しながら試みています。一長一短がありますので、これが一番という事はありませんが、様々な表情を出す事が出来る事は経験して参りました。

このように階段の中壁に合板を使う事もあれば、床の剛性確保のために28ミリの合板を使う事も増えて参りました。まだまだ悩んでいる最中ですが、「適材適所」を意識しつつ、出来るだけ無垢材で・・・という方針は変わらないでしょう。

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