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2019.11.22 村上 有紀
先日、母校の高校での「キャリアガイダンス」の授業に参加してきました。
それぞれの分野で仕事をするOGのみんなで、その分野への進路を希望する生徒たちに、
進路や仕事や業界について紹介するというもの。
私は、「建築業界」という大きなくくりで、参加してきました。
建築業界‥‥あまりに幅広すぎて、個人で「家づくり」をやっている設計事務所の話、
参考になるかしら?わたしでいいの?とドキドキしながら教室に伺ったのでした。
はじめに、建築のなかでも、どんな建物に興味を持っているのか?聞いてみました。
国立競技場のようなおおきなプロジェクト?
おしゃれな商業ビル、お店やレストラン?
学校とか、駅とか、みんながつかう建物?
みんなが住んでいるような住宅?
すると、ほとんどの生徒が住宅に手を挙げて、その中の一人が、
「劇的ビフォーアフターみたいな」とコメントをくれたのでした。
この結果に、ちょっとホッとして、ふだんの仕事や学生時代のことを、
緊張で息を乱しながら(笑)、お話ししました。
そうそう、私は高校卒業からダイレクトに建築分野の学校に行ったのではなく、
大学は、教育学科で小学校の先生の勉強をし、その後、建築の専門学校に行きました。
高校の時にも「建築業界で仕事をしたい」という希望はあったのですが、
「建築=理系」という先入観と、当時は10クラスのうちの2クラスしか理系クラスが無く、
そのクラスに入るのは、能力が全然足りない‥‥(笑)
わたしは、高校2年生で建築系の進路をあきらめてしまったのでした。
(ちなみに、小学校の先生は小学校のときの希望の仕事です)
今思うと、リサーチ不足ですね。
ブーメランの如く、やっぱり建築業界で仕事をさせていただいているのはありがたいことです。
(小学校の先生との安定感はまったく違う…けれど、笑)
高校1年生というまだまだ働くイメージがわきにくいうちから、
このような「仕事」を知る機会があることはとてもいいことだなぁと思います。
ちょうど、娘が高校受験のため、このところ高校説明会に出向いていますが、
いまは「キャリア教育」に力を入れている学校がほとんどなんですね。
ところで、母校の今は、学年7クラスのうち4クラスが理系クラスとなっていました。
その事実にもびっくり。リケジョという言葉がメディアにでてきたのが2011年ごろだそうですが、
様々な研究分野で、女性の活躍があってこその現象でしょう。
いずれ、それぞれの進路先で大活躍するであろう、高校1年生の清々しいまなざしに、
私のほうが「一生懸命仕事しよう!」とエールをもらってきたのでした。
それにしても、25年ぶりの高校は、あまり変わってなく、
当時、人気者だった美人の英語の先生がいまは校長先生としていらして、
一瞬にして、当時のいろいろなエピソードが思い起こされる…。楽しかったなぁ…(遠い目)
村上建築設計室 murakami-design.com
ハピケン hapi-ken.com
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。