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2019.03.11 村上 有紀
村上建築設計室です。
ちょうど二世帯(娘さん夫婦+お母様)で住まう方の
ご相談をいただいているのですが、
家のことの共有度合いが、プランに大きくかかわります。
家づくりのスタートでは、お互いのライフスタイルを邪魔しないように、
玄関以外の設備(水回り)は、それぞれ独立で、というご要望です。
気兼ねを最小限に、寄り添って暮らす安心感を最大限に。
この、距離感をつくることが二世帯住宅のポイントだと思います。
別の視点では、
それぞれに水回りをもつということは、
家事も2つの世帯でそれぞれに、となりますので、
面積もメンテナンスも大きくなります。
2世帯でのモノ・コトの量に目を向けることは、
家事のランニングコスト(人的エネルギー)にもつながります。
今回は、敷地にたいしていっぱいの面積となりそうです。
軒の出を確保できそうにないので、フラットルーフを検討しています。
3.11は、雪舞う東北の情景を思い浮かべます。
みなさんそれぞれに、毎年この日を特別な思いで迎えておられることでしょう。
祈りに包まれる一日、近くの飛鳥山では、早咲きのサクラが咲いていました。
三寒四温、いよいよ春を迎えますね。
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。