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2017.11.11 村上 有紀
村上建築設計室です。
来週からのハピケン展では、家づくりについて学べるハピイエ塾を開催しますが、
私たちは「家事をデザインする」というタイトルでお話をします。
ところで、家事の「デザイン」ってどういうことでしょう。
インテリアデザイン
建築デザイン
都市デザイン
住空間デザイン
家具デザイン
照明デザイン …などなど。
建築の分野だけでも「デザイン」という言葉は多岐に使われます。
辞書を紐解くとこんな言葉がでてきます。
1 建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。
2 図案や模様を考案すること。また、そのもの。
3 目的をもって具体的に立案・設計すること。 (デジタル大辞林より)
また、建築家の言葉を聞くと、それぞれに自分がとらえる「デザイン」というものがあるようで、
わかりやすそうで、ちょっとわかりにくい、そんな言葉です。
建築家というと、外観などの形態をデザインしているというイメージでしょうか。
(ちょっと前の時代だと奇抜な形を好んでいるような…?^^;)
それもあたり!ですが、もっと大切なもの。
カタチとしてとらえにくい「暮らし」というものをデザインし、
形に落とし込むという作業をしています。
ただ、この「暮らし」というものを説明できる建て主さんは、
なかなかに少ないのです。
だって、当たり前すぎるから。
だから私たちは、住む人の暮らしに合うかたちを導き出すために、
「どんな暮らしをしたいですか?」と尋ねたり、
事細かなヒアリングを重ね、将来の夢や子育て観までお尋ねして、
そのご家族に最適な「かたち」をもとめるのです。
さらに具体的な視点が「家事デザイン」です。
毎日の行為や持ち物をヒアリングし、時間軸で俯瞰しつつ、配置や動線、
素材や設備機器に落しこむのです。
そして、家事こそ「私の常識は他人の非常識」だったりする。
それこそ、十人十色の家事のかたちがあるわけです。
(だから設計者の最適があなたの最適とは限らない)
写真は50代ご夫婦とそのお母さんがみんなで使うキッチン。
近年主流の対面式ではなく、家庭科室のようなキッチンとなりました。
****
自分の今の暮らしを見つめることから始まる家事デザイン。
まずは、家づくりの要望で必ず出てくるキーワードNO.1の「片づけ」から。
自分の片づけのクセを知ることからはじめてみませんか?
そのヒントをさぐるセミナーとなっています^^
ハピイエ塾 11/19(日)10:00~10:30
「私らしく家事をデザインする!」 村上建築設計室 村上有紀
今回は「片づけ編」ダイジェスト版です。
村上の次は、小林設計所の小林さんへバトンタッチ。
10:30~11:00「暮らしと動線」のセミナーにつづきますので、
あわせてお聞きいただくとより具体的なヒントにつながると思います。
ではでは、来週は宇都宮南図書館でお待ちしています(^^♪
家事が楽しくなる家づくりなら。
村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。