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2017.03.08 山形 誠
山形建築研究所、山形です。
二世帯住宅とは、読んで字のごとく2つの世帯が同居する家。
土地の価格を考えると、やはり単独で建てるのは難しい子世帯。
一方、高齢となった親世帯。自分たちが建てた家もそろそろ老朽化しはじめている。
そこで、二世帯住宅である。
敷地を共有し、ひとつの家に住むのだから当然コストパフォーマンスは高い。
生活面では、親世帯からすると、もしも自分に何かあったらという不安をぬぐう事ができ
子世帯にとっては、子供の面倒を見てくれれば、二人揃って働きに出たり、自分の時間をもてたりもする。
二世帯住宅とは、各世帯のデメリットを解消し、お互いのメリットを生み出す合理的な住宅といえる。
大人数で住むことは、にぎやかで楽しいし、子供の教育にとってもいいこと。
しかし、メリットばかりではありません!
身内同士の生活だけに、言いたい事をぶつけ合えば喧嘩になるし
嫁姑の間では、言いたい事を言えずにストレスをためてしまう場合もある。
そんな家族間の関係をプランに置き換えて、人間関係の間合いを上手に調整する事が大切
二世帯住宅のタイプとしては、設備面での共有部分がない<二世帯分離型>
一部共有する<二世帯部分共有型>、世帯間の独立性がない<二世帯融合型>などがあげられる。
しかし、このような、いくつかのタイプにカテゴライズする事は
そこに住む人々の生活をありきたりの型にはめてしまう事になる。
家族同士の関係や生活は千差万別で、必ずその家族のオリジナリティが存在する。
これは二世帯住宅に限った事ではないのだけれど。
そこで、ここからはコマーシャル! (^^)
家族自身も気付いていない、隠された本音や独特の家族関係を読み取り、柔軟で自由な発想により
その家族のためだけの設計が出来るのは<ハピケン>です!
つかず離れずの距離、喧嘩している瞬間があっても、平気で住んでいられる。
そんなあいまいさをもった、空間が心地いいのかも知れませんね。
建築家は優れた人間観察家でなければならない