山形建築研究所、山形です。

昨日は所用のため、東北新幹線、東海道新幹線を乗り継ぎ静岡まで・・・

所用を終え静岡駅近くで夕食(もちろん、地酒、お酒付きで)乗り継ぎの東京駅では最終の新幹線になんとか間に合って。(^^;

静岡から戻った翌日の金曜日、朝から敷地測量。
まだ、詳しい話は出来ませんが現在、基本設計進行中の敷地を測量するための立会いです。

 
 

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使った測量機器は、パルスレーザーを使って3次元測量ができる光学機器。トプコン製・・・たぶんトータルステーションという機種。
ニコンやペンタックスもこのような測量機器を製造販売していますが、この機種はトプコン製。
株式会社トプコン>も昔、東京光学機械という社名だった時代には一眼レフカメラを作ったりしていた老舗の光学メーカーです。

赤白のポールに付けたプリズムを覗くとそこまでの水平距離・高低差・水平角度などが表示されるので、その数値から機器の据付高さとプリズムの取付高さを差引すれば求めたい測値が得られるという仕組み。
もっとハイグレードな機種になるとプリズムを追従して、3次元地形をスキャンして自動的に図面化してくれるものもあるようです。
が、そこまでの光学機種になると、値段もとんでもなく高額なようで、とてもじゃないけど持てないらしい・・・(^^;
まあ、この機種を使った測量でも昔ながらの手作業での平板測量やレベル測量からすれば、その効率は雲泥の差ですから、たいしたもんです。

測量に当って敷地に打たれた境界杭を確認することは当然ですが、プロの測量(光学機器を使った測量)では敷地周辺の基準点を探し、その位置を測定することから始めるようです。
その基準点が↓ 街区基準点は世界測地系の座標をもった測量用標識であり、この基点から目標物を測定することで地球上における正確な位置を知ることができます。

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以下、街区基準点WEBより
都市部における地籍調査を推進するため、平成18年から国土交通省が全国のDID(人口集中地域)を対象に実施した「都市再生街区基本調査」により設置された測量の基準点です。
街区基準点は、地籍調査の測量だけでなく、公共工事や土地分筆等の測量の基準としても活用されています。
街区基準点には、街区三角点(約500m間隔)、街区多角点(約200m間隔)があり、街区基準点を補完するための節点、補助点があります。(上の写真は補助点)
街区基準点を使用して測量された土地は、後の境界標復元が容易になり、災害時にも迅速に復旧することが可能となります。

気をつけて歩いてみると見つかりますよ・・・(^^)v

 

栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン
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