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2016.05.02 村上 有紀
こんにちは、1の日担当、村上建築設計室です。
はっとして、5月1日は昨日でした(*_*;
ゴールデンウィークの前半が終わり、明日から後半戦の今日は、
子ども曰く「とっても邪魔な1日」なのだそうです。
(う~ん、わかるよ、その気持ち)
さて、ちょうど4月末から5月はじめは、家庭訪問の学校も多いらしく、
「家庭訪問だから片づけなくっちゃ~」
なんて、話をちょいちょい耳にしました。
「片づいているってどんな状態?」と聞かれたらどう答えますか?
収納や片づけのセミナーで、同じ質問をすると、おおかた↓こんな答えが返ってきます。
「(テーブルなどの上に)何も出ていない状態」
「すべてがしまわれている状態」
「お気に入りのものだけがある状態」
さらに、思い浮かぶビジュアルを聞くと、
まるで、モデルルームのような、雑誌の写真のようなイメージです。
(ハピケンモデルハウスもどうぞよろしく^^!)
でもね、暮らしとは人の営み・動きそのもの。
人の動きにともなって、生活に必要なモノも動きます。
「しまう場」にあるものを「使う場」にだしてきて、
「使い」終わったらしまう場に「戻す」
その繰り返しが物の視点からみた「暮らし」です。
だから、すべてのものがしまう場に納まっている状態とは、
暮らしの中の、実はほんの一瞬です。
例えば、おもてなしのために(あわてて)出ていたものを全て納めて、
いらっしゃいと出迎えるその瞬間。
次の瞬間には、次の時間を楽しむためにまた物を出してきます。
それなのに、先の静止画のような「片づいたイメージ」にとらわれて、
「片づけなくちゃ!」と必要以上に思ってしまう人も結構多いようです。
SNSでの素敵写真などからも、「はぁ、私ってダメ・・」と思ってしまったり。
だから、「暮らしは動いている」というイメージを持つことがまず大事!
「使う」「戻す」を繰り返し、
物が「しまう場」「使う場」をいったり来たりしている状態が暮らしです。
その状態をどう気持ちよくまわしていくのか、ということでご紹介したいのが、
「暮らしの環」です。
これは、私も参加している家事塾での基本となる考え方です。
(図版は、家事塾のセミナーテキストより)
この環がくるくると回っている状態が暮らしで、
その循環がスムーズならば、きっとすっきりと暮らせます。
(たとえ、今の一瞬が物であふれていても)
逆に、どこかが停滞して入る状態がつづくと
(たとえば、使う場からしまう場に戻らないなど)、
あぁ、片づけられない私って~!と思ってしまいます。
まずは、片付けられない状態が、
この暮らしの環のどこが滞っているのか、それを探ることが大切です。
そして、家づくりは、この滞りの原因を解消するのにも
とってもよい機会なんです。
長くなってしまいましたので、続きはまた次回に。
片づけられる家づくりなら
村上建築設計室 http://www.murakami-design.com/
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン http://hapi-ken.com
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。