こんにちは、1の日担当、村上建築設計室です。

はっとして、5月1日は昨日でした(*_*;

ゴールデンウィークの前半が終わり、明日から後半戦の今日は、

子ども曰く「とっても邪魔な1日」なのだそうです。

(う~ん、わかるよ、その気持ち)

 

さて、ちょうど4月末から5月はじめは、家庭訪問の学校も多いらしく、

「家庭訪問だから片づけなくっちゃ~」

なんて、話をちょいちょい耳にしました。

 

「片づいているってどんな状態?」と聞かれたらどう答えますか?

収納や片づけのセミナーで、同じ質問をすると、おおかた↓こんな答えが返ってきます。

 

「(テーブルなどの上に)何も出ていない状態」

「すべてがしまわれている状態」

「お気に入りのものだけがある状態」

さらに、思い浮かぶビジュアルを聞くと、

まるで、モデルルームのような、雑誌の写真のようなイメージです。

 

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(ハピケンモデルハウスもどうぞよろしく^^!)

 

 

でもね、暮らしとは人の営み・動きそのもの。

人の動きにともなって、生活に必要なモノも動きます。

 

「しまう場」にあるものを「使う場」にだしてきて、

「使い」終わったらしまう場に「戻す」

その繰り返しが物の視点からみた「暮らし」です。

 

だから、すべてのものがしまう場に納まっている状態とは、

暮らしの中の、実はほんの一瞬です。

例えば、おもてなしのために(あわてて)出ていたものを全て納めて、

いらっしゃいと出迎えるその瞬間。

次の瞬間には、次の時間を楽しむためにまた物を出してきます。

 

それなのに、先の静止画のような「片づいたイメージ」にとらわれて、

「片づけなくちゃ!」と必要以上に思ってしまう人も結構多いようです。

SNSでの素敵写真などからも、「はぁ、私ってダメ・・」と思ってしまったり。

 

だから、「暮らしは動いている」というイメージを持つことがまず大事!

「使う」「戻す」を繰り返し、

物が「しまう場」「使う場」をいったり来たりしている状態が暮らしです。

その状態をどう気持ちよくまわしていくのか、ということでご紹介したいのが、

「暮らしの環」です。

 

 

kurasinowa

 

これは、私も参加している家事塾での基本となる考え方です。

(図版は、家事塾のセミナーテキストより)

 

この環がくるくると回っている状態が暮らしで、

その循環がスムーズならば、きっとすっきりと暮らせます。

(たとえ、今の一瞬が物であふれていても)

 

逆に、どこかが停滞して入る状態がつづくと

(たとえば、使う場からしまう場に戻らないなど)、

あぁ、片づけられない私って~!と思ってしまいます。

 

まずは、片付けられない状態が、

この暮らしの環のどこが滞っているのか、それを探ることが大切です。

そして、家づくりは、この滞りの原因を解消するのにも

とってもよい機会なんです。

 

長くなってしまいましたので、続きはまた次回に。

 

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