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2019.07.04 山形 誠
今日は朝から<豊郷台のすまい>の地盤調査・・・で、調査立会へ。
昨夜からの雨、あいにくの空模様でしたが現地へ到着したころには雨も上がって無事に調査を終えることができました。
地盤調査は調査会社に依頼して行いますが、(以前にも書きましたが)うちの事務所では任せっきりにせず可能な限り現場に立ち会うようにしています。
そうする事で、データ紙上ではわかりづらい現場からの声を聞くことで設計にあたっても大いに参考になる、と考えているからです。
昨年竣工した<家中のすまい>から調査方法はそれまでのSS試験(スウェーデン式サウンディング試験)に加えて表面波探査法で行うようにしています。
「表面波探査法」とは、物理探査の一種です。
大まかに説明すると、小さな地震を起振機で人工的に発生させ、その振動が伝わる早さを検出器で計測しコンピューターにその計測値を収集して解析を行います。
表面波探査法では、結果がすべて数値となることで調査員の経験や判断に加えて、個人差のない客観的なデータを得ることが出来ます。
わかりづらい写真ですが。(^^ゞ 計測したデータを現場のパソコンの画面で確認することもできます。
写真上から起振機、ビニール袋で養生されているのが2台の検出器。
起振機の前に立たれているのはすまい手のMさん、小さな地震を体感中・・・<おおっ、揺れてる、揺れてる!>
もともと(40年以上前)に盛土され開発されている地山でかなり良好で、既存家屋解体の際に搬入された表土が?と云ったところ。
正式な調査報告は週明けを待たねばなりませんが、どうしても全体予算を圧迫してしまうような地盤改良は行わずに済みそう・・・と、ひと安心の調査立会いでした。 (^^)
栃木・埼玉の建築家集団 ハピケン
http://hapi-ken.com
建築家は優れた人間観察家でなければならない