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house-SA 気密工事

2023.02.14 佐藤 大介

創右衛門一級建築士事務所の佐藤大介です。


R5.2.14(火)[晴れ]

本日の現場監理は、気密工事が進行しているhouse-SAの現場。

ドイツの部品メーカーWURTH[ウルト]社製、気密シートと気密テープを使用し工事が進んでおります。

他の商品と比べるとお高いシートとテープですが、機能的には間違いない材料。
工事中の今しか出来ない大切な部分と考えると、譲るわけにはいかず選定してます。

住いづくりには、目に見える材料だけではなく、お金をかけても見えなくなってしまう材料がいっぱい有り、住いを造り上げて行きます。
長い年月、変わらない住環境を保つには大切な材料です。

気密シート:ウートップSDヴァリオツヴァイ
気密テープ:ユラソール


[2階の窓]


[壁 断熱材]
今回、壁の充填断熱材に採用したイゾベールコンフォート33
熱伝導率0.033W/m・k

世の中の省エネ意識が高まると、より良い商品へのニーズが増え、
各メーカー高性能商品の開発が進み、結果良い商品が作られます。
省エネ的には良い時代の波が来ているように思います。


[1階の屋根が低い部分]

外観のプロポーションを考えるとあまり高い佇まいにしたくない!
意匠的にどうしても攻めた高さになる事も有る。

気密シートが連続せず、気密の施工性から考えるとNGですが、佇まいを考えると譲れない時も有る。
それを承知の上で設計する事もたまに有る…

たまに…

そんな時に苦労するのは、施工してくださる職人さん。
今回も断熱工事のNさんとSさんにお手間を掛けていただき完璧に仕上げていただきました。

いつもありがとうございます。
そしてごめんなさい。

この後、シートジョイント部分を押さえつけながら天井下地を作ります。


[南面外観]


[外壁のサンプル]
何枚かサンプルをつくっていただき、実際の現場にて、
施主様と相談し決定しました。

仕上りが楽しみです。


意匠と性能の両立した住い…
創右衛門一級建築士事務所
https://souemon.net