哲学っていうと、なんだか難しそうだな?と思われるかもしれませんが、

家づくりのプロセスって、自分との対話でもあり、

自分なりの暮らしの哲学を構築するようなものだと思っています。

いま、家づくりの場面でのキーワードは省エネだったり断熱だったりが盛んですが、

こういう性能というものは、求めれば求めるほどに性能と予算が上がっていきますので、

いい塩梅の落としどころも必要です。

また、ご予算の中で、多岐にわたる「家の要素」のどこを優先し、どこを省き、つくるか、

ということを決める必要もあります。

そんなことをヒアリングしていると、本当に、そのご家族が何を大切にしているのか、

ということが、わかってきて面白いのですが、

おそらく、ご家族の皆さんも家づくりのプロセスでの家族ミーティングで、

自分自身のことやお互いのことを再発見しているのではないかな、と思います。

「自分って何が好きなのかな?」「どんな暮らしをしたいのかな?」

そんな問いについて考えるプロセス、まさに暮らしのプチ哲学なのですよね。

ということで、今年のハピケンツキイチでは、暮らしの哲学の時間も作ってみたいところです。

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