既存建物の解体撤去工事から始まった<南宇都宮のすまい> 解体3日目の<ガラン>とした様子。

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もともと伽藍神を祭る<伽藍堂>が語源といわれ、<伽藍堂のように何も無い>などと言われるようになったようです。

寺院のお堂は広く人もあまりいないことからきた言葉であり、本来は寺院のように広い建物に人や物がない様子を指した言葉でしたが
近年、狭い部屋であっても<ガランドウ>と言うようです。ちなみに<ガランとしている>の<ガラン>も伽藍堂からきたとのことです。
タイトルの<伽藍堂>とは、建物の中に人が居なくて、物もなく閑散とした様子を指す言葉。午前中、打合せを終え現場監督の鈴木さんが帰ってしまうと<ガラン>と・・・

解体前に心配していた土台や柱の腐朽などはなく、その点ではひと安心。
でも、構造上「ムムッ、なんじゃこりゃ?」というような点がいくつか見られ、構造補強については設計時点で想定していたものよりも強固にせねば、という事がわかりました。
また、断熱材については断熱材の「だ」の字もないといった感で、こちらは設計時に想定していた通りで、断熱補強は必須といったところです。

より強く、より暖かく(涼しく)、構造&断熱補強を施すべくこれからの工程へと進む現場です。(^^)

 

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