佐野のみぞぐち建築設計事務所の溝口です。

【建学會 vol.005 in那須塩原市】を開催しました。

今回は趣向を変えて設計施工を行う「株式会社アルシス〜RAKUYA（楽家）〜」様のモデルハウスをお借りして開催しました。

まず、モデルハウスなので特定の施主がいません。それと、モデルハウスが建つ場所は那須塩原駅から徒歩10分程度で、那須をイメージする別荘地ではありません。それなのでターゲットを移住者や都内通勤者に絞り想定される施主の特徴を決めて、その中で建築を組み立てています。

また、このモデルハウスはこの会社が販売している分譲地8区画の内の1区画に建ち、分譲地内でデザインコードを設定して街並みを整える工夫もしています。

建物の壁は断熱材がセットされたパネルで構成され、ダクト式第三種換気、木製トリプルガラスサッシなどで性能も担保。

インテリアを構成する家具などは、那須で雑貨を販売する有名店や都内で建築パーツを販売する会社と協働すると言う、設計事務所では行わないような仕事の取り組み方をしています。

既に説明不要ですが、様々な所から様々な情報を簡単に得られる時代です。家づくりも様々なアプローチがあります。良し悪しは別にして、それを否定したり目を逸らしていては設計事務所も淘汰されていくと思います。そんなことを思った【建学會】でした。


溝口泰史／みぞぐち建築設計事務所
栃木・埼玉の建築家集団／ハピケン