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現場からオフィスへ

2022.09.21 山形 誠

先週のことになりますが我が家の愛犬「チュウ」は2ヶ月に1回の床屋さんへ。人間なら床屋へ行って気分もスッキリ!と云ったところですが、犬にとってはそう云う訳じゃぁない様子です。(^^;)

まあ、数時間もテーブルの上でジッと立たされて、ドライヤーの音や熱でスッキリするどころじゃありませんよね。写真は「ちょっと!ほおっておいてくれないでしょうかねェ?」といったところなのかなぁ。(^^;)

ここからが本題。(^^;)

栃木市で進む現場は検査ウィークと云ったところです。

今日は栃木消防本部予防課による、消防法に基づき建築物が適正かどうか判断し、検査する消防竣工検査。

検査の始まりは水圧開放装置の動作確認から 写真はGRⅢ 適宜トリミング。

水圧開放装置というのは、万一、火災等が発生した場合に、外部から消防放水の水圧で電動シャッターの予備電源を作動させ開放する装置で

シャッターを壊さないで開放することができるというもので、管轄消防署から消防車が出動!

続いて、自動火災報知設備、避難用誘導灯(緑色の逃げろ!のマーク)、消火器等などで、時間にして約2時間の検査でした。

一部指摘事項がありましたが是正措置をすることで、検査は無事に終了。

消防法では、消防が建物の使用禁止命令を出すことができますので、禁止命令が出ると建物を使用することができなくなったりします。

順番が逆になりますが、消防検査の前日には日本ERI株式会社(民間確認検査機関)による建築基準法に基づく完了検査が行われました。

こちらの検査の始まりは、施設に設置されているエレベーターの検査の様子。 写真はGRⅢ

エレベーター検査に続いて建築本体の検査へ、要領に従って工事関係書類の検査、順番に杭打工事、基礎の鉄筋、コンクリート工事、そして鉄骨工事の書類や写真の確認。

書類の検査が終わると、続いて設計図書と建築物の整合性の検査。そして、建築物エネルギー消費性能適合性判定の検査まで、こちらも約2時間の検査でした。

※建築物エネルギー消費性能適合性判定(省エネ適判)は建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)に基づき

一定規模以上の非住宅建築物等を対象に省エネ基準への適合性判定を行う制度です。

<検査ウィーク>の最後の検査であるクライアントの検査も無事終えて引渡しの運びとなりました。

そして、昨日はめでたく竣工式を迎えましたので、そのご報告を・・・。写真は2点ともGRⅢx 

準備万端、これから竣工式が始まるところ。(^^

手前、出席者の椅子の周りには紅白幕、そして奥に見えるのは青白幕(浅黄幕)です。

浅黄幕は、浅葱:あさぎ。水色よりも濃い、青色と白の2色の幕で、青色と白色の組み合わせは神聖な意味合いを持っているため

浅黄幕は地鎮祭などの祭壇の廻りを覆うことなど神事に多く使用されるようです。

浅黄幕は神聖な場所を示すと云われ、神様が来る場所を示すとも、勝手に立ち入ったりできない場所ともいわれるていますが、まだ式典の始まる前なので・・・(^^;)

竣工式を迎えることができましたこと、大変うれしく思います。現場からオフィスへと変わっていきます。

関係各位の皆様、ありがとうございました。そしておめでとうございます。(^^

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