2023年12月3日に宇都宮市・亀田屋にて、
わたしたちが考える住まいのエンリッチメントを
お話しする展示会を開催します。

当日は、全国で子育て講演会、講座を開催し、
2022年書籍「見えない学力が身につく勉強よりお手伝い」(セルバ出版)を
出版された粂井優子さんをお招きし、
「住まい」と「暮らし」のエンリッチメントを皆様にお届けいたします。



創右衛門一級建築士事務所佐藤が今回取り上げるエンリッチメントは、
「窓と照明」です。


設計事務所の住まいづくりとしては、当たり前の事なのかもしれない…
私の住まいづくりのプロセスとして、施主さん御家族とよく話をする。
勿論、住まいづくりの話しもよく話すが、
住まいの話しとは違う内容にそれて行くことがよくある。

それもかなりの頻度でよくそれる…
しかも何時間も…


そんな違う話しの中から
私と施主さん御家族の相乗効果がふと生まれることがあると思っている。
例えば、過去にどんな話しにそれたかといえば、

アウトドアの話し…
釣りの話し…(私は釣りはやらない)
車の話し…
洋服の話し…
エアージョーダンの話し…
漫画の話し…
照明の話し…
陶器市の話し…
どこの何が美味しいかの話し…
休日の話し…
晩飯の話し…
お酒の話し…
新しいお店の話し…
旅行の話し…
子供の話し…
etc


大体が好きな事と食べ物とダラダラしている時の話しが多い。
それは、施主様が肩肘張らない自然体の生活の中での”好き”な事なのだと思う。

そんな何でも無い話しの中の”好き”にプランや空間、住まい方のヒントがあり、
いつしか住まいの話しに戻ると、
思いも寄らないgoodプランや
素敵な居場所が生まれたりする事がある。


そんな打合せになる事がよくある…


もしかしたら、多くの知識と綿密な計画で設計が出来ない
設計者として恥ずべき事なのもかもしれない…
だけど、住宅は設計者の作品ではなく、
施主様御家族の物なのでそれでいいと思う。

かと言え私もプロです。
プロとして、周辺環境を考察し、敷地を読み解き、
0から建物を計画することは、安心して私にお任せいただきたい。



私の住宅に対する基本概念は、
「建物は美しくあるべきで、住まいは快適であるべき」との想いより、
“意匠と性能の両立した住まい”です。
それを実現するための一つの要素として、
配置計画をした窓のデザインは重要です。

意匠的には、外からの見え方、見られ方、内からの見え方。
性能的には、日射や通風の取得と遮蔽。
意匠性を考慮しながら心地良い住環境を整えるには
大切な事で当然配慮すべき事です。


時には、意匠と性能を天秤に掛け選択する事もある。
その選択が、性能的に最善策で無かったとしても
“ゆずれない心が躍る”
そんな気持ちも大切にしたい…

その選択の良し悪しを把握しつつ、
意匠と性能を両立させた揺るがない基本計画があれば、
施主様御家族の”好き”を容易に取り入れる事ができる。


プロとしての揺るがない基本計画と施主様御家族の”好き”から出来た空間は、
設計者と施主様御家族の相乗効果によって生まれた素敵空間だと思う。

その相乗効果の一つの例として、
今回は”設計の計画された窓”と”施主様の好きな照明”の
相乗効果から生まれた素敵な空間の写真を紹介します。


登録有形文化財が見える窓と照明作家のペンダント照明[ki-raku]
敷地北側に広がる素敵な森と乳白ガラスと真鍮素材のペンダント照明[flame/marshmallow]
邪魔するものが無い空とガラス作家のペンダント照明[808glass/yuragi]
どこまでも広がる田んぼと白いペンダント照明
別荘林とペンダント照明[PETER IVY/Light Capsule L]+ブラケット照明[IDEE/APPLIQUE MURALE2 BRAS PIVOTANTS]
田んぼとオランダアンティークの照明



相乗効果の一例、「窓と照明」の紹介でした。


12月3日は亀田屋さんにて、
5人の建築士が考えるそれぞれのエンリッチメントを
一緒に感じてください。

日時  12月3日(日)
13:00 ハピケン紹介
13:30 暮らしのお話し
   「最高のチームはやっぱ家族だ!」粂井優子
14:30 ワークショップ
    建築家と一緒に本当の暮らしたい家を考えましょう
会場  亀田屋 栃木県宇都宮市川田町432
    駐車場あり


ハピケン展 winter 「住まい」と「暮らし」のエンリッチメント
URL:https://hapi-ken.com/hapi-ken2023_winter