創右衛門一級建築士事務所の佐藤大介です。

来月頭に上棟を予定している江戸時代の土蔵保存修理の現場(工場加工)では梁材、柱材の加工をしております。
基本的にはオリジナル材を再利用し補強痕をあえて残し修理していく事がセオリーですが、約150年前の土蔵は経年の劣化より屋根、壁の破損部分からの雨水の侵入や蟻害にてバサバサズボズボ状態になった再利用不可の材が多々あります。そんな柱、梁材は新材に交換します。
写真は“中引き”と呼ばれる小屋組の梁材。オリジナル材と同等材を選定し、加工も模造します。
30センチ程の大物丸太材(松材)は加工の道具も大物。棟梁の田村氏が両手で抱える程の道具で加工してました。
いやぁ〜棟梁大変です。

来月上棟間に合うかっ!

栃木県宇都宮市住宅設計事務所
創右衛門一級建築士事務所
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