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付加断熱の厚み比較

2024.05.18 佐藤 大介

地縄張り

創右衛門一級建築士事務所の佐藤大介です。


R6.5.18(土)[晴れ]

本日、house-KHの現場では
地縄張りを行いました。

明日、執り行う地鎮祭にて、
施主様に大きさや位置を確認いただきます。


現在の状況は、
確認申請と長期優良住宅に係る適合審査の
書類提出が完了し、技術審査中。
来月中旬着工予定で準備を進めております。

長期優良住宅の認定基準の一つ
“省エネルギー性”の検討には、
「家の燃費」が確認できる
“エネルギーパス”で計算。

UA値0.28W/㎡・KにてHEAT20 G2(5地域)に該当する断熱性能。
折角なので、断熱等級7(0.26以下)にと思い
仕様をソフト内で変更してみました。

大きな予定仕様(UA値0.28)
(面積や厚み等々省略)

屋根:吹込みHGW+スタイロフォーム
壁:HGW+フェノールフォーム
床:フェノールフォーム+スタイロフォーム
サッシ:樹脂トリプル・木製トリプル
といつもの仕様
(今回から屋根の断熱材を吹込みHGWに変更)


等級7にするにはどうか?
比較的容易に変更が可能な
壁付加断熱の厚みで性能比較をしてみました。

変更①
フェノバボードt45 ⇒ t60
UA値0.28 ⇒ 0.27 結果0.01性能UP

変更②
フェノバボードt45 ⇒ t90
UA値0.28 ⇒ 0.26 結果0.02性能UP

↑今回の仕様で付加断熱をt90にすると
断熱等級7になるようです。

UA値が0.3以下になってくると
大きな性能UPは、なかなか難しいようです…


因みに付加断熱をやめてみました。

UA値0.28 ⇒ 0.35

先程は、付加断熱をt45⇒t90でUA値-0.02に対し
t45⇒t0でUA値+0.07と言う結果で、
こちらの変更は割りと大きく変わりました。


光熱費は以下の結果

太陽光無しオール電化住宅の
全館冷暖房時の年間光熱費。
(詳細設定省略)

UA値0.26 ⇒ 157,348円
UA値0.28 ⇒ 163,313円
UA値0.35 ⇒ 174,581円

ん…
こんな差額か?
簡単に数字遊びの結果…


詳細な確認やエネルギー比較等
またの機会にしてみます。


意匠と性能の両立した住まい
創右衛門一級建築士事務所
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