創右衛門一級建築士事務所の佐藤大介です。


R4.12.28(水)[晴れ]

本日は、6月に引き渡しさせていただいた那須町のセカンドハウスhouse-A2にお邪魔し、普段住んでいない住まいの室温上昇を調査して参りました。

と言うのも、完成後初めての冬、かつ、生活熱0の冷え切った住まいは、暖まるのか?
現在、海外(温かい国)在住のお施主様が、長期休みで那須にいらした時に寒くて不快にならないか?何の位の室温で、暖まるのに何の位時間を必要とするのかお伝えしたく、検証にお邪魔いたしました。


↑那須は真っ白でした


UA値0.32W/(㎡・K)
外気温3℃[am10:00]
室温4.7℃
湿度49%
壁の表面温度6.1℃
床の表面温度5.1℃
室内の感想、”激寒””太陽って温かい”

エアコン32℃パワフル運転にて30分で8℃
→40分で10℃→1時間で11℃→2時間で17℃
→約4時間で24℃→約6時間で26.7℃と言う結果になりました。

やはり暖まるのに時間がかかりますね。
想像つきましたが、具体的な時間目安がつかめたのは良い収穫になりました。

現在のエアコンは、スマホにて遠隔操作ができる機種が多く存在します。
冬に那須の住いへ来る4時間前にエアコン運転を開始していただければ、
到着時には、暖かい室温になっている事をお伝えできるようになり、
とても良い検証になりました。

窓の表面温度の写真ですが、

[APW430 障子の表面温度]
測定開始時ですが、太陽の影響を受けているのですね。
床や壁より全然高い。


[木製テラス戸 障子(唐松)の表面温度]
太陽の影響なのか、樹脂窓の障子の方が温度が高かったです。
方位、時間帯、その他の条件で変わってくる数字ですね。


意匠と性能の両立した住い…
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