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2021.03.17 佐藤 大介
創右衛門一級建築士事務所の佐藤大介です。
“年度末”その言葉は、普段の業務にはあまり縁のない言葉。
ただ、補助金を使うと必ず出てくる言葉。
近年関わらせていただいている伝統的建造物保存地域の業務も補助金を使わせていただいているので”年度末”と言う言葉で業務を区切り完了検査を受け、年度内工事を完了させなければなりません。
住宅関連も耐震診断やZEH、グリーン化事業、県産材、大谷石の活用など補助金っていろいろありますね。
“年度末”と言う区切りがあるので、うまくタイミングが合えば賢く使いたい制度ですね。
〈写真1枚目〉
登録有形文化財の建物が在する敷地に板塀をデザインする現場では、塗装工事を行い本年度で工事終了。
周辺の塀に色彩を合せ黒い柿渋で仕上げます。
こちらも”年度末”!
〈写真2枚目〉
安政5年(1858年)の土蔵保存修理の現場。
着工から3年目の工事が終わりました。
本年の工程は、左官工事の土壁がメインで、小舞竹と言われる竹で格子状に組まれた下地造りと土壁を形成する”土”造りからスタート。
土壁は完成すると壁厚25センチ程になり、以下の工程で造られて行きます。
荒打→縦縄→縄隠→横縄→縄隠→大直し→小直し→中塗り→上塗り
R2年度工事は、”縦縄+縄隠”で終了。
土壁完成はまだまだですが、再来年度完了を目指し工事を進めて行きます。
これも”年度末”
土壁!住宅や店舗に使ってみたい素材です。
意匠と性能の両立した住まい
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