土地を読む

西・南側の変形交差点に面する狭小の敷地。
閑静な住宅街にある敷地で、西側の道路との高低差がある敷地になります。
敷地北側には、築年数の経つ2階建てのアパートがあり、不特定の方がお住まいになる事から、北側は閉鎖的に。
ただ、北側の開口は光・風を運んでくれる良い条件になります。
そこで、中庭を北側に設け、中庭に向けて大きな開口を配置することで、閉鎖感を和らげます。

Planning Report

玄関を入ると正面には中庭が見え、屋外との一体感、開放感を感じる事ができます。
また、ダイニング・キッチンからも中庭との繋がりが感じられ、開放感や自然を感じながら過ごすことができます。
リビング上部には大きな吹き抜けを設けひかりの注ぐ空間となります。

2階には、子供室前に6帖ほどの吹き抜けでリビングと繋がるサブリビングがあり、子供たちが遊びながら、家族の気配を感じられる空間構成と
しました。

主寝室は8帖という広さに加え、中庭を望むことができ、風通しの良い窓配置となっています。

2階にはバルコニーを設けず、階段を上がると屋上庭園につながります。
芝生の上で寝っ転がってくつろぎ、家庭菜園をしたりと、「緑を育む住まい」となっています。