2のつく日担当、RENGEの工藤です。
10日に1回の出番で私は岡平さんの次なのですが、
岡平さんが2日連続だったから危うく忘れそうでした(^^;

 

私は普段、住宅を設計することが多いのですが、
そうすると必然的に家族のことを考えさせられる
多くの機会をいただきます。

2世代、3世代の家族が同居するということ。
地域によっては、複数の親族が集まったりする家族がいたり、
その反面、完全に分離した2世帯住宅があったり、

 

そこには、家族のありかたや
子育ての仕方、
人との繋がり方、
地域との関係

などなど

いろいろなことが混在していて
パッと答えを見つけるのは
どうも難しそうです。

 

 

ところで、みなさんの家庭はいかがですか?

どんな距離感で過ごしていますか?
少し前に私が設計させていただいた施主家族は
元々、そんなに大きくないスペースの中で
大家族が上手に生活していました。

 

それは、昭和の良き時代的な何かほっこりする関係。

 

だから、新しく設計した家は
そんな家族の距離感に合う空間を意識しました。

 

 

DSC_0184

子供たちのスペースは、階段1段分をスキップさせ
壁で仕切ることなくそれぞれの居場所を作りました。
また、このスキップのおかげで階段自体の段数が減り
上下階の距離が縮まりました。

 

 

住宅は、目的別に仕切った部屋を計画しがちですが、
子供の成長や家族の状況によって使い方はガラッと
変わるかもしれません。

 

また、家の中の居心地も季節や自分たちの年齢、
趣味嗜好によっても変化するかもしれません。

 

 

先の施主家族で言えば、
段々の子供たちのスペースは、
しばらくの間はみんなの勉強スペース
または遊び場です。

そんな姿を見守れる場所が家族の居場所。

 

みんなの居場所と個々の居場所が
何となくくっついていたり離れていたり。

 

そんな距離感で生活するのも
楽しいのではないでしょうか。

 

 

栃木、埼玉の建築家集団

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