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2026.08.18 佐藤 大介
栃木県宇都宮市の設計事務所 ハピケン
現在、ある敷地の調査と計画について、打合せを重ねています。
まだ、建物の設計には入っていません。

今回の敷地最大の特徴は、高低差。
そして、その高台から望む最高の景色です。
この景色をどう活かすかを出発点に、
まずは建物ではなく「土地全体をどう使うか」から考えています。
どこから人を迎え入れるのか。
高低差をどうアプローチに活かすのか。
最高の景色を、
建物の内側だけでなく、
外部空間にもどう取り込むのか。
その景色とともに、どんな時間を過ごすのか。
造成やアプローチ、
予算まで含め、
敷地全体の可能性を探っています。
今回の計画が面白いのは、
施主様自身が以前から考えていた思いがあり、
それを一緒に相談しながら進めていること。
こちらから提案するだけではなく、
施主様が思い描いてきたことを聞き、
それを建築や敷地計画の視点から整理していく。
話を重ねるほど、
少しずつ構想が具体的になっていくのを感じます。
また今回は、
建築だけでは答えを出せない部分もあり、
そのために必要となる各分野の専門家を、
施主様自身が私と繋げてくれます。
それぞれの専門性を持つ人が加わることで、
建築だけでは見えていなかった可能性も少しずつ見えてくる。
一つの建物をつくるというより、
この土地にとって何が最適なのかを、
さまざまな視点から探している段階です。
家を建てることが決まってから相談するのも、
もちろん一つの方法です。
一方で、建物の形が決まる前から相談していただけれる
このようなケースもあります。
土地の高低差や景色、周辺環境、光や風まで含め、
より可能性を検討することができます。
建物は、そうした検討の先に現れてくる
「一つの答え」なのかもしれません。
まずは土地を知り、
施主様の考えを知り、
さまざまな可能性を一緒に探る。
私にとっても、
これまでとは少し違うところから始まるプロジェクト。
まだ調査計画段階で、
この先どのような形にたどり着くのかは分かりません。
それでも、建物から遠いこの段階から声を掛けていただき、
一緒に構想を考えられることを、
とてもありがたく、そして楽しみに感じています。
この土地が持つ高低差と、そこから望む最高の景色。
それをどう暮らしへつなげていくのか。
まだまだ、建物の話にたどり着くまでには時間がかかりそうです。

意匠と性能の両立した住まい