BLOG
01.
ABOUT US / SYSTEM
02.
CONCEPT
03.
ARCHITECT’S INTRODUCTION
04.
WORKS
BLOG
2026.06.06 村上 有紀
家づくりの打合せでは、間取りや設備の話から始まることが多いものです。
もちろんそれも大切ですが、私たちはその前に「家族年表」をつくるワークをおすすめしています。
家族年表とは、家族それぞれの年齢やライフイベントを時間軸に並べてみるものです。例えば、
・子どもの進学や独立
・親の介護
・働き方の変化
・定年退職
・趣味や地域活動の充実
・夫婦二人の時間
などを、10年後、20年後~50年後まで見渡しながら整理していきます。
家づくりは「今」だけの計画ではない
新しい家を考えるとき、どうしても現在の暮らしに目が向きがちです。
しかし家は、これから先も長く使い続ける場所です。
小さな子どもがいる家庭も、いつか夫婦二人の暮らしになります。
仕事中心の毎日も、定年後には大きく変わります。
だからこそ、家づくりは間取りを考える前に、
「これからどんな人生を送りたいか」を考える機会でもあるのです。
年表をつくると、本当に必要なものが見えてくる
家族年表を眺めているといろいろなヒントがみえてきます。
「子ども部屋は今ほど広くなくてもいいかもしれない」
「将来は趣味の部屋が欲しい」
「親の介護の場にもなるかもしれない」
「仕事部屋はあと10年は必要」
そんなふうに、暮らしの変化や時間軸に沿って自分たちの人生に合った住まいの姿が、
少しずつ具体的に見えてきます。
だとつくづく思います。
どんな場所で暮らしたいのか。
何を大切にしたいのか。
家族とどんな時間を過ごしたいのか。
家族年表は、その対話のきっかけになります。
答えを出すためのワークではありません。
家族それぞれが思い描く未来を共有し、お互いの価値観を知るための時間です。
そして、家は自分よりも長生きする。
次世代に渡すバトンだと思ってます。
とすると、自分たちの次にはどんな人が住むのか、
どんな使われ方をするのか。
家族が住み継いでくれればうれしいし、多様な生き方の時代、
別の家族が住んだり、住まい以外の使われ方をするかもしれない。
お客様がつくる大切な住まいの可能性と、行く末にも思いをはせて、
家づくりを考えたいと思っています。

ひらく設計舎 村上有紀
ハピケン~ここちよい住まいを、設計事務所と共に~
https://hapi-ken.com/


開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。