BLOG
01.
ABOUT US / SYSTEM
02.
CONCEPT
03.
ARCHITECT’S INTRODUCTION
04.
WORKS
BLOG
2026.04.28 宇賀神亮

我が家の食卓の上には、ちびっこい調味料入れが並んでいる。
旅先で買ったり、雑貨店で買ったり、ネットで買ったり、ここに集まるまでの道のりはそれぞれ。
でもなんとなく、仲良さげである。
それぞれ紹介すると、
手前2つが、リサ・ラーソンの塩と胡椒入れ。
リサらしい、ちょっとふてぶてしくて、愛嬌のある猫。
しっぽがくるんと丸まって、親指がかけやすいのも気に入っている。
左上はカイ・ボイスンのペッパーミル。
よくある絞って回すタイプではなく、コーヒーミルのように上のハンドルをぐりぐりと回すところが楽しい。
真ん中が、定番のG型醤油さし。1958年、森正洋のデザイン。
醤油さしの完成形だと思う。これ以上の醤油さしは存在するのだろうか。
右上の透明のは、硝子工房クラフトユーのミニ汁次。
小象がくいっと鼻を上げたような挿し口がかわいい。
うちでは酢を入れて使っている。
なんとなく食卓に並んでいるだけで嬉しくなるもの。
そんなものがいい。
そこには、小さな幸せが詰まっている。
“幸福はとんでもないものじゃない。
それはいつでもきみの目のまえにある。
なにげなくて、ごくありふれたもの。
誰にもみえていて誰もがみていないもの。
たとえば、
テーブルの上の胡椒入れのように。”
『食卓一期一会』長田弘

その場所、その人「らしさ」が自然と滲み出る住まいのことを「いい家」と呼ぶのだと思います。