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2026.03.20 宇賀神亮
やっと春らしく、暖かくなってきましたね。
行楽シーズンへ、ということで、今回は観光地にある栃木の名建築をご紹介します。
私のおすすめは、日光の中禅寺湖畔に建つ、「イタリア大使館別荘記念公園」(旧イタリア大使館別荘)です。
その名の通り、イタリア大使が別荘として使用していた建物で、復元改修工事を経て現在は一般公開されています。

中禅寺湖を望む湖畔に、緑に囲われながらひっそりと佇む別荘で、自然に溶け込んだ姿が趣きがあります。
設計は日本の近代建築に大きな影響を与えたアメリカ人建築家、アントニン・レ-モンドです。
私の大好きな吉村順三の師匠にあたる方で、フランク・ロイド・ライトの助手として来日し、旧帝国ホテルの設計に関わっていました。
戦前、戦後を通して日本の良さを活かしたモダニズム建築を多く残しています。

特におすすめの場所は、湖畔に面した縁側です。
1.5間(約2.7m)幅の広々とした縁側にソファが据えられていて、中禅寺湖と那須連山を一望できるとっておきの場所です。
ソファに腰掛けて、ほっと一息つくだけで、静かで穏やかな時間がながれていきます。
なんとこの建築、竣工が1928年ですので、もう少しで100年!
「いい建築」は時を経るほど美しいものですね。

見学後は湖畔で一休み。この後は滝めぐりなどいかがでしょう。
日光はインバウンド需要も多く、新しいホテルや民泊も増えています。
ぜひ日光に行く機会があれば、足を運んでみてください。
紅葉の時期は渋滞が凄いので今の時期がおすすめです。

その場所、その人「らしさ」が自然と滲み出る住まいのことを「いい家」と呼ぶのだと思います。