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2025.03.11 村上 有紀
雪が降ったりはあたたかな一日となったり、
一進一退ながら、桜の春もそこまで…ですね。
写真は道すがらの早咲きの桜です。
さて、マンションリフォームの仕事が続いておりますが、
築40年超のマンションでは、石膏ボードにアスベストが入っているかもしれない、
という状況で、アスベストが入っている前提での解体工事や廃棄物処理をするか、
分析調査をして、アスベストが入っていないことを確認するか、費用面で悩ましいところです。
石膏ボードに入っている可能性は、1%以下(しかも住宅にはほとんど使われていない)
それでも可能性はあるため、しっかり確認するのが大切で、
数年前に、より法規が厳しくなり、解体や改修をする施工会社は事前調査が義務化となりました。
どんなこともそうですが、よいと思ったものが、後々に環境や人に悪い影響がでてくる、
という可能性はゼロではありません。何をつかうのか、とふくめて、どう処分するのか、
そんな捨てる時を考えた解体のデザイン、循環のデザインも、注目されていますね。
お世話になっている知人の父上が、家業の内装業を営み、
アスベストの影響による肺の病気で早世されたというお話を聞いたところでしたので、
しみじみ、ちょっとこんな話題でございました。
開く、展く、啓く、拓く、ひらく。豊かで楽しく居心地のよい「うちとそとの間」をテーマにしています。