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2024.08.25 溝口 泰史
佐野のみぞぐち建築設計事務所の溝口です。
【岩舟町新里の家2(栃木県栃木市)】
少し前に竣工しまして、引っ越し前に写真撮影を行いました。
撮影はいつも自前で行っています。理由はその建物の見せ所を一番理解してるから。設計者なら当然ですよね。
もちろんプロの建築写真家に依頼する方法もあります。当然プロの方が上手いと思いますし、プロの目で見た構図は自分が想定していないものかもしれなく、それはそれで良いのかもしれません。
しかし、設計から完成まで1年以上と言う長い時間をかけてきてようやく完成した建物です。最後の締めも自分の手で行いたいと言う気持ちが強いです。
撮影しながら「ここは苦労したな」とか「ここはこうして正解だったな」と言う思い出にも浸れます。そうこうして夕景の撮影が終わり片付けを始めると、少し寂しい気持ちになります。足繁く通ったこの現場も来ることが無くなってしまいます。
よく言われるのが「娘を嫁に出す気持ちになる」と言うこと。自分は娘はいませんが、言わんとしていることは理解できます。
しかし!!!これがゴールではないんです!!!ここからがこの建物のスタートなんです!!!
引っ越しをし、物が入り、新しい生活が始まる。
この建物がどんな使われ方をしていくのかが楽しみです!!!
ちょうどよい「距離感」、溶け込むような「佇まい」、気持ち良いと思える「居心地」の3つを大切にしています。