横浜・保土ヶ谷の家の一年点検に行って参りました。

敷地に恵まれ、板塀の左は大きな庭になっています。豪邸ではないのですが、広い庭には恵まれています。手入れは大変ですが、なかなか味わえない時間を持つ事が出来ます。

板塀は経年変化を楽しむ仕様?になっています。徐々にグレーになって来ます。塗装はしてあるのですが、初期のきれいな色をずっと楽しみたい場合は、多少の色を付けることできれいな木の色を保つ事も出来ます。足元には建て替え前に保存してあった御影石を配置し、リュウノヒゲを隙間に敷き詰め、板塀の下には花の咲く植物を植えました。右側のお隣との境にも、お隣を気遣いながら板塀を設置してあります。御影石の先はスロープで玄関まで上がって行きます。内部の段差も抑えてあるため、通常よりも高い位置に玄関戸があります。

建物は平屋で、一部ロフトのように利用しています。

建て主さんは古い建具などを残していて、多くの建具を新築の中で利用しています。和のランマや書院窓なども、壁の明かりとりなどに姿を変えて残っています。

これから2年、3年と訪問が楽しみです。

                       「栃木、埼玉の建築家集団、ハピケン http://hapi-ken.com/

小岩邸エントランス